抗がん剤治療1クール目の副作用 | 2-3週目
ガイドラインによると、投薬から2-3週間で想定されている副作用は、口内炎、下痢、全身倦怠感、脱毛、痺れ(末梢神経症)。あとは、骨髄抑制(貧血、免疫低下、血が止まりにくい)、肝機能と腎機能の低下。
既に1週目で全身倦怠感と痺れ、下痢は体験済みなので、次に覚悟するのは、口内炎と脱毛。骨髄抑制と肝臓腎臓の機能低下については、投薬11日後の外来で検査することになっていた。
3週目(投薬から21日後、2クール目の投与前日)までを一気に振り返って結論から言ってしまうと、口内炎も脱毛も起きた。さらに、湿疹と痒みも経験することになった。外来での血液検査で、骨髄抑制の兆候はあったけれども、白血球の数がやや減った程度で問題視はされず、肝機能と腎機能関連の値も正常値だった。それ以外の症状としては、痛みと痺れと倦怠感で、1週目よりは弱くなるものの、全くゼロになる日はなかった。あと、下痢と便秘の両方が、たまに起こっていた。
口内炎について
投薬後9日目の夜、喉がカラッカラに乾くという症状がおきて、それが口内炎の前兆だったように思う。空気が乾燥していて口の中が乾く時があるけど、その3割増くらいのカラカラ具合で、うがいをしても水を飲んでも治らなかった。翌朝、明らかに口の中が荒れてきていて、下唇の内側に口内炎、喉の奥に違和感が出はじめ、舌先に痛みを感じるようになった。
その翌日(投薬11日後)は、外来の日で、主治医が口腔外科の予約を入れてくれていたので、婦人科外来の後に診てもらった。口腔外科では、まず口内ケアをしてくれて、口の中の渇きと口内炎の相談をし、保湿剤を紹介してもらった。保湿剤は、院内コンビニに置いてあるとのことだったので早速購入。夜寝る前の保湿剤は、かなり効果が感じられて、夜中に口内の乾きで起きてしまうことがなくなった。口内炎への効果については限定的かもしれない。
この保湿剤は、今もカラカラ度が増した時に継続使用してる。(院内コンビニだと1,500円くらいだったと思うけど、、Amazonだとちょっと値段が高いかも？ あくまでも参考情報としてリンク貼っておきます)
脱毛について
いつ抜けはじめるのか、どんな風に抜けるのか、ドキドキしながら待っていたせいだと思うけど、投薬10日後の夜に脱毛する夢をみた。その翌日、ドライヤーで乾かしていると、髪の毛が普段よりサラサラしている感じがして、脱毛の前兆か？と訝しんだ。その次の日(投薬12日後)、シャンプーをしている時に、脱毛がはじまった。普段の抜毛とは明らかに違う、毛束が指に絡んで、これが脱毛か…！となった。ただ、この日は、シャンプーしている時とコンディショナーをすすいでいる時にだけ、ごそっと毛束が取れたのみで、タオルドライしている時もドライヤーしている時もいつもと変わらないくらいしか抜毛はなく、乾かした後の髪を鏡で見ても、どこが抜けたのかはわからなかった。
抜毛の量は、日を追うごとに増えていって、頭皮のヒリヒリ痛も強くなっていった。それでも、抜けるのは洗髪時だけで、ドライヤーする時も、まして髪が乾いた状態で抜毛に悩まされることはなかった。ヘアスタイルも保てている感じ。
脱毛開始5日目(投薬16日後)、脱毛が加速。シャンプー時以外にも手櫛をする度に、2-30本くらい抜ける印象、ブラシで梳かすと襟足に大量の毛がくっつき、よく見たら服にもたくさん毛がついていたので、あらかじめ買っておいたニット帽を被りはじめることにした。
それから4日間、抜けに抜けて(もう、抜けることが面白くなってくるくらい抜けて)、1回のブラッシングでだいたいこのくらい抜けてました。
この頃は、お風呂上がりにバスタオルで頭を拭いてしまうと、タオルの繊維に大量の髪の毛が絡んで取るのが大変になってしまうので、頭だけキッチンペーパーで拭いて、抜毛とともに捨てるようにしてた。← オススメの対処方法です！
脱毛開始から10日目(投薬21日後)、シャンプー時の抜毛はほとんどなくなって、残っている髪の毛は1割ほどかな？という印象。中途半端な薄毛な感じで、早く全部抜けてしまえばいいのにと思ってしまう。が、夫はこのヒヨヒヨとした状態が何故かお気に入りらしく、生まれたての赤ちゃんみたいと、やたら撫ぜてくる。
余談：このnoteの見出し画像は、canvaに「生まれて間もない赤ちゃん」を描いてとお願いして生成されたイメージで、今も、大体こんな感じの毛量です👶🏻
湿疹・痒みについて
投薬時とその直後には全くアレルギー反応がなかったのだけど、投薬8日後の夜、まずは首筋にポツン、次に右肘の内側にポツンと痒みをともなう発疹があらわれた。その晩は、乾燥で痒くなったのかな？と保湿クリームを塗って寝た。
翌朝、右腕の痒みで起床。湿疹が、右腕から脇にかけてと右膝裏に広く出ていて、慌ててムヒベビーを塗った(痒い時はムヒベビーが最強と思ってる)。湿疹は、左足首、手の甲、右腕、腰へと、あれよあれよと広がっていって、ムヒを次々と塗っていく。抗がん剤はとっくに抜けているだろうから、薬のアレルギーではないと思うけど、免疫力落ちてる時期だから、食事と相性が悪かったのかなぁ、、思い当たるのは、昨晩のカラスミのパスタ？ 魚卵アレルギー？などと考えて、あまり深刻にならなかったのだけど、念の為を思い、9時過ぎに病院に電話。症状を伝えたところ、息苦しさ、発疹の悪化、生活のしにくさにつながる症状が発生しない限りは、そのまま様子を見てくださいとアドバイスを受けたのみだった。
湿疹と痒みは、2日間ほど続いて、やっと治ってきたタイミングで外来の予約日。主治医からは、湿疹と薬の関係は、不明確なので、2回目で同じ症状が出るかを確認すると言われた。あと、ムヒを塗って耐えていたことについては、苦笑され、次に湿疹が出たら外来に来るようにとアドバイスを受けた。
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1週目は、主に痛みと便秘との闘いで大変な思いをしたけれども、2-3週目は、それはそれで色んなことが起こって、対処するのが大変だった。幸いだったのは、主治医も驚いていたけれども、吐き気と食欲低下が起こらなかったことだった。
(抜毛と湿疹の写真は、記録のために載せましたが、不快な思いをさせてしまったらごめんなさい🙇🏻♂️)