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副作用の重症度がG3に

今日は外来の日。
昨日の日中、体調が良くなったのが嬉しくて無理をし過ぎたのか、夜からまた倦怠感と筋肉痛と痺れが強くなり、一晩寝ても復調せず、息苦しさを抱えながら病院へ。

😮‍💨

外来では、良いニュースと悪いニュースが1つずつと、悪いニュースに起因して重要な決定がされました。

良いニュース
術後3ヶ月後の細胞診で異常がなかったこと!シンプルに良かった、安心しました。

悪いニュース
肝機能低下が著しいこと。肝機能を上げる薬「タチオン錠」は、3クール目投与後の外来(1月初旬)で処方されて以来、1.5ヶ月以上継続服用しているけれども、薬の効果が見えにくくなってきている模様。肝臓への負荷が蓄積されてきて、肝機能の数値は全て高く、中でもALTの値が基準値の5倍を超えました。抗がん剤副作用の重症度を判定する基準に照らし合わせると、グレード3(G3)に相当するとの話でした。

グレード1:軽度(Mild);軽度の無症候性症状。臨床的または診断的観察のみで、介入は不要。
グレード2:中等度(Moderate);最小限の局所的または非侵襲的介入が必要。
グレード3:重度(Severe);重篤または医学的に重要である事象。生命を脅かすものではないが、ADLに支障を来す、またはセルフケアを制限する可能性がある。
グレード4:重大(Life-threatening);生命を脅かす結果。緊急または緊急の介入が必要である。
グレード5:死亡(Death);有害事象に関連する、または有害事象に起因する死亡。

wikipedia「有害事象共通用語(CTCAE)」より抜粋

上記引用元のwikipediaによると、がん治療で使用される薬剤の副作用を標準的に分類するために「有害事象共通用語規準(Common Terminology Criteria for Adverse Events; CTCAE)」という基準があって、米国国立がん研究所が設定しているとのこと。で、日本語版、日本臨床腫瘍研究グループが作成しているらしいです。

その日本臨床腫瘍研究グループが最新版っぽい?v.5.0の翻訳版「有害事象共通用語規準 v5.0 日本語訳 JCOG 」を公開しているようでしたが、なんか難しそうなので、そっ閉じして、親切にもCTCAE v5.0をわかりやすく再整理してくれた表があったので、そちらを参照させていただきました。

国立病院機構「副作用の重症度分類」のスクショ

「ALT増加」の行を横に見ていくと、女性は115-460U/LがG3とあって、なるほどこれか!と答え合わせできました。今日の値は131だったので、確かにG3でした。G4へは、まだ届かないレベルであることがわかって、ちょっとだけホッ。

今後の対処方針としては、

  • 「タチオン錠」の継続服用

  • 次クールの抗がん剤の用量を80%にする

  • 投与日の血液検査で肝機能の値が下がらない場合は延期

関連して、前回の外来で判断保留としていた、中断した2クール目を1カウントとするか、もしくは、ノーカウントとして7クール目を追加するかについては、現状の蓄積された肝臓への負担を鑑み、6クールで終了することに決定されました。
つまり、3月初旬の次クールの投与で、治療終了。

以上が、今日の外来のメインどころでした。

貧血症状について
まだ大丈夫な水準なので、軽くしか触れられないのだけど、相変わらず赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値の3項目は低くて、貧血気味。

息切れや眩暈が激しいことを伝えて、鉄剤などがあれば改善するのか質問したところ、抗がん剤の副作用で貧血が起きている場合には、鉄剤は効きにくいとのことで処方されず、あと1週間くらいの辛抱だから耐えるよう励まされました。

話は戻りますが、肝機能低下について、どんな症状が出るのか調べたところ、日本がん難病サポート協会さんのサイトには、『肝機能障害が強かったり、長引いたりすると、倦怠感、発熱、発疹、吐き気・嘔吐、かゆみなどの症状が出ることがある』と書かれていました。強い倦怠感とほんのり吐き気があるのは、肝機能が低下していることが原因だったのかとわかって、なるほどなと思いました。


今日は、心が萎んでしまうような話が多かったのですが、病院からの帰り道に夫と食べたうどんがとても美味しくて、ご褒美感がありました。カバー写真のおうどんがそれですが、かけうどんに生海苔とトロロをのっけてもらいました。温かくて出汁が心にも沁みて優しかったです。

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