遅れてきた貧血 | 手術日＋3日目
朝5時ごろ、雨音で目が覚めて窓の外を眺めると、街の灯りが滲んで美しかった。それから10分もすると雨が止んで朝焼けが綺麗に映えてきた。空を眺めているうちに、二度寝するのがもったいなくなり、そのまま起床して身支度。病棟の起床時間までは動き回るのが憚られて、ベッドに戻ったはいいが、やる事がなさすぎて、前日6時から今朝6時までの24時間分を記録している「排尿日誌」に書いた尿量を集計してみた。3,130ml！流動食にプラスしてエネルギー補給の点滴(YDソリタ-T3)がつづいているので、かなりの水分量を摂取してはいる、が、3リットル以上だとは驚いた。術前からずっと腸閉塞の心配をされているけれども、とりあえず小腸と膀胱は元気そう。残りは便通があるのを待つのみ。
起床時間の6時を過ぎるとすぐに検温と採血。
朝ごはんは、まだ流動食だった。
9時過ぎに担当医師の回診。朝の採血に関する話をしてくれた。前回の筋腫手術の影響で癒着を剥がすのに難航して、想定より多い900mlの出血があったので貧血の心配がある。術後1日目と3日目(今日)に血液検査をしている。1日目の検査では問題なかったが、遅れて貧血なる場合もあるので、今日の結果が思わしくなかったら、鉄剤を処方する予定とのこと。
お昼ごはんから、3分粥になった。便通はまだないけれども、栄養士と担当医とで話をして、食事を固形物に進めることにしたらしい。
お昼ごはんを終えて間もなくして、術後初の便通！腸閉塞の心配がだいぶ軽くなった。
㊗️💩
待ち望んでいた便通に喜んでいたのも束の間、お昼の検温時、看護師さんから今日の夜から鉄剤が追加されることになったと知らされる。今朝の血液検査の結果、ヘモグロビン値が9.8まで下がり貧血と判断されたとのことだった。
ネット検索で9.8がどの程度かを調べると、ほとんどのサイトで10以下は貧血と出てくる。
男女とも 10g/dl 以下になると、「中等症から重症の貧血」で、貧血になると全身の細胞に酸素が行き渡りにくくなり、頭痛やだるさ、肩コリなどの症状を引き起こします。息切れやめまいなども現れてきます。
一難去ってまた一難。
🫠
グッドニュースもあった。この日から血圧がようやく通常レベルの110台に戻ったのだ。術後は150台で推移し、ベッドから起き上がるようになり140前後まで下がったが、依然として通常の血圧よりも高くて心配していたのだった。
もう1個、いい事があった。
食事が3分粥に進んで点滴によるエネルギー補給を卒業。そして、血液検査の結果、炎症反応も下がってきたことで、お昼のを最後に抗生剤の点滴を卒業(服用タイプに移行)することになり、点滴針が抜けたのだ。手術直後は8本も付いていたすべての管が、取れた。
夜、3日ぶりにシャワーを浴びた。