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抗がん剤治療中のジェルネイル考

昨日、化学療法室の看護師さんから副作用のヒアリングを受けた際に爪の話になりました。遠目に私の爪を見て、くすんできちゃいましたかね、と心配そうにおっしゃるので、ジェルネイルのカラーのせいかもしれませんと、手を看護師さんの前に差し出して、くすんだピンクベージュのネイルカラーを見てもらいました。(ジェルネイルは治療に差し障りがあると思われちゃうかも…と先回りして)、ネイルの付け替えの時に爪が黒ずんでいないかは確認していて大丈夫そうでした!と伝えると、じっと爪を観察して、爪割れのお悩みもなさそうなので、ネイルのおかげですね、爪が割れたり剥がれたりされている患者さんが多いんですよと教えてくれました。

開腹手術前、10年ぶりにジェルネイルをオフして、退院後、すぐにまたネイルをのせたのですが、抗がん剤治療に進むことを決めた後、ネイルはつづけていいのか少し悩みました。

例のごとくネットの意見を検索すると、除光液ですぐ落とせるポリッシュはいいけど、ジェルネイルはおすすめできないという記事が上位に表示されてしまい、、さらに悩みました。

ネイルサロンで施術を受けることも問題ありませんが、ジェルネイルはおすめできません。ジェルネイルは爪の表面を削るので、化学療法中は爪の障害や感染症が生じやすくなってしまうからです。

国立がん研究センター
化学療法中の爪の変色・変形への対処法』より抜粋

が、よく読むと、「ジェルネイルは爪の表面を削る」からダメと書かれていて、それならば、大丈夫かもと考え直しました。

数年来お世話になっているサロンでは、『フィルイン』という技法を採用していて、ベースのジェルを残すように薄く削って載せ替えてくれるので、爪の表面は削っていなかったのです (何らかのトラブルで全て落とす必要がある場合もあるらしいですが、わたしは今のところ大丈夫な感じです)。

フィルインとは、トップジェルからカラージェル、アートなどは削り落しつつ、ベースジェルだけを残すジェルネイルのことです。リムーバーを使用せずベースジェルだけを残すことから「一層残し」や「ベース残し」、「オフしないジェル」ともいわれています。
(中略)
また、フィルインではベースジェルを残すため、再度ジェルネイルを施すときに、サンディングをする必要がありません。

キャリエールネイルスクール『フィルインとは?』より抜粋

この記事とお世話になっているネイリストさんの話を聞いて、少し安心してはいたのですが、昨日、看護師さんから、爪割れの悩みがないのはネイルのおかげですねとコメントいただけ、さらに安心してジェルネイルをつづけることができそうです。

自爪が薄い方なので、ジェルネイルなしだとすぐに2枚爪になって先端から折れていって深爪以上に指先が痛くなり、地味にQoLに影響するところ、フィルイン様様です🙏

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