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術後感染症が起きていた | 緊急入院 3日目(手術日+20日目)

今日も朝イチで採血があった。この病院では、入院患者の採血は7時前後までにと決まっているらしい。8時から午前中いっぱいは外来患者の対応があるので、その前に終わらせる必要があるからとのこと。よく考えられたオペレーションで気持ちがいい。

10時過ぎに、医師の回診があった。造影CTで膣の切断面(子宮頸部から切り離された箇所)の縫合したあたりに膿瘍があることを確認した。何かしらが起因して感染症が起こり、膿瘍が出来て、その細菌が腸内の腹液に入り込んで腸炎が起きたと思われるとの説明だった。血液検査でCRP値(炎症の程度を確認する数値、基準値0.00〜0.14mg/dL)の推移を確認しているが、緊急入院した当日は3.83、昨日の採血では32.91、今朝は40超まで上がっていたことから、現在投薬中の抗生剤の効果は限定的。採取した膿と血液を培養して起炎菌の特定をし、より効果的な抗生剤を見つけて治療していくことになるとの説明もあった。

ちょっと話が難しくて、咀嚼に時間がかかったけれども、多分そんな感じの説明だったと思う。とにかく炎症反応が強くでていて、抗生剤を落としているが数値は下がるどころか上がっていて、医師たちは起炎菌特定待ちで手を拱いているようだ、と理解した。

CRPという値のことが気になって、医師がいなくなった後にネット検索。「CRP  危険値」のキーワード検索で、次のような情報が沢山出てきた。

CRPが4mg/dLを超えた場合は自宅での安静と加療を、10mg/dLを超えた場合は入院を検討してください。 20mg/dLを超える場合は病院での個室管理が推奨され、30mg/dLを超える場合は生命の危機がある可能性があります。

下永谷内科•皮フ科さんの「C反応性蛋白(CRP)」より抜粋

😱

1時間くらい経ってから医師が戻ってきて、午後、放射線科の先生が空いてる時間で、注射針を刺して膿を取り出してくれることになりましたと伝えにきた。手渡された治療同意書を読むと、「経皮的腹腔膿瘍ドレナージ術」というのをやるらしかった。局所麻酔を使うので痛くはないだろうと曖昧な感じで話をされて嫌な予感がする。

CT検査の部屋に呼ばれ、うつ伏せの姿勢で検査台に横たわるように指示された。右側のお尻のほっぺたに針を刺して右鼠蹊部のちょい上あたりの膿瘍部までドレーンを通すらしい。何かを確認しては撮影、マーキングしては撮影して確認と慎重に進められている印象。どこに刺すかが決まったようで、ここが一番痛いかもしれないから我慢してねと言われブッサーッと刺されたが、幸い局所麻酔が効いていて我慢できるレベル。その後、膿瘍箇所までワイヤー的なものがグイグイ押し込まれ、到達した先で多分だけど膿を抜き取ったのだと思う。気を失いそうなレベルの激痛。一瞬だったけど、吐くかと思った。先生、一番痛いのはこの瞬間でしたよ…!と訴えたかった。その痛みの後、ドレーンをお尻に糸で縫って固定して終了。

😵

ドレーンが装着されたので、またシャワーNGの日々がはじまった。ちなみに、腸炎を起こしているので入院した日からずっと絶食中でもあり、どうにでもしてくれという諦めの果ての気分だった。一方で、膿を抜き取ったからなのか、お昼から別の抗生剤に変更したのが良かったのか、夜には痛みがかなり和らいで、痛み止めなしでも過ごせるようになってきていた。

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