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入院中に身に付けた7つの習慣

なんとか癌告知〜開腹手術〜退院までを振り返れたので、この後に起こる退院後の異変を書く前に、柔らかめの話題をはさみたいと思います。わたしが誰なのかを自己紹介することなく、夫以外の家族・知人・友人にもこのnoteのことは話さずにスタートしましたが、同じような病気と向き合っているご本人やそのご家族が読んでくださりスキしてくださって、とても励みになっています。ありがとうございます。これまで読んでくださった皆さんとこれから読んでくださるかもしれない同じような体験をされている皆さんの参考になればという思いもあり、このお題目で記録を残すことにしました。(某有名ビジネス書のタイトルみたいになってしまいましたが、たまたまリストしたら7個だったのです…)

振り返るとたった9日間の入院生活でしたが、規律正しい病院生活で身に付いた心身にポジティブに働くに違いない習慣は、退院から約3か月経過した今も続けています。

思いついた順に書いてみます。

📝

①肩甲骨1分体操
病院のベッドがわたしには硬くて、背中がバキバキに凝るのが悩みの種でした。術後3日くらい経ち、身体がだいぶ動くようになった頃から、毎朝やるようにしたのが、NHKニュースで紹介されていた「肩甲骨1分体操」です。この体操は、入院前にも肩甲骨あたりに違和感があると家でやっていたのですが、毎朝、洗面を済ませた後ぐらいの身体が起ききっていない頃にやると、身体がホワっと温まって凝りが取れる以上の効果を感じました。最近は、寒さのせいか起きてすぐの体温が35度台と低くなったので、余計にこの体操の効果を感じています。

②ウォーキング
入院中は、術後2日目からは、コンスタントに朝昼晩に院内ウォーキングをしていました。腸閉塞と血栓の予防で推奨されていたことですが、筋力と体力の維持、骨粗しょう症対策など効果は色々とありそうです。わたし個人としては、便秘対策として有効なので続けています。お天気が悪くて外に出られない日は、お腹の動きが今ひとつな感じがして、漢方「大建中湯」を飲むことで補完するほどです。ウォーキングは、夫が連れ添ってくれるので、仕事の空き時間に合わせて、早朝やランチタイムや就業後など、その日によって時間帯は異なります。やっぱり朝が1番気持ちいいかも。リラクゼーション効果も高そうな気がします。

③朝イチでコーヒーを飲まない
朝起きてまずすることはコーヒーを淹れることだったわたしにとって、入院中にコーヒーがすぐ飲めない環境は最初はつらかったのですが、慣れてしまうとなければなくていいかな?と思うようになりました。病院では、朝イチに飲むのは常温の水でしたが、帰宅後は、せっかくなので色々と評判がいいらしい「白湯」を飲むようにしました。ミネラルウォーターをマグに入れ、レンジで1分30秒温めている間に、上述の体操をやります。体温アップの相乗効果があるかもと信じて。
コーヒーは、朝ごはん後に最初の1杯を飲むようになりました。デカフェです。朝イチに、熱いなー苦いなー目が醒めるなーと飲んでいた時よりも、コーヒーの香りをじっくり楽しみながらより美味しく感じるようになった気がします。

④部屋の中では眼鏡をかけずに過ごす
視力は両眼ともに-3.00で視力矯正をしないと、かなり視界がボヤけています。入院生活中は、コンタクトはせず、必要がある場合のみ眼鏡をかけて過ごしていたのですが、ある日、院内散歩の時に眼鏡をかけ忘れたら、これまで目から望まぬとも入ってくるいろんな情報が入ってこなくなり、快適だなと気がついたのです。病棟内には、とても辛そうにされている患者さんがいらっしゃったり、スタッフステーションの中をついつい覗いて目が合ってしまうとお仕事を邪魔しちゃいそうだし、何も見ないように気を遣って歩いていたのだと思います。それが、眼鏡をかけないだけで、その気遣いの必要はなくなり(すべてがボヤけてるので)、心が安定したんですよね。この効果は、家の中でも得られていて、眼鏡をかけずに過ごす時間を増やしたことで、壁や床についた多少の埃や汚れなど細かいことを気にしなくなりました。お掃除をする体力と気力がある時だけ、眼鏡をしてしっかり汚れに向き合ってます。リラックスして過ごす秘訣を得たような気がしています。

⑤1日分の薬を前夜に用意
術後に食事がはじまった以降は、薬を自己管理するように看護師さんから指導されます。毎晩、翌日1日分の薬を朝昼晩寝る前に分けて入れておき、飲み忘れ防止をするよう、このトレーを渡されました。

入院中に貸与されていた薬管理用トレー

薬の飲み忘れがもっぱらなわたしに、この仕組みはすごくフィットして、帰宅後も同じようにやろうと決めていました。でも、この病院と同じトレーをネットで探しても見つからず、1週間分管理できるトレーか壁掛けの1か月カレンダーかピルケースくらいで、帯に短し襷に長し。そこで思いついたのは、家にあったココット皿の利活用でした。朝昼晩の区分は覚えられるので、1日分をこのココット皿にまとめて前夜に入れて、食卓に置くだけ。この仕組みで十分に飲み忘れが防げてます。(正確にいうと、忘れることはあるのですが、忘れたことに早めに気がつけます…)

ありもののココット皿に1日分の薬を入れて飲み忘れを管理

⑥朝6時起床、夜22時消灯
たった数日間でも体内時計はすっかりアジャストされてしまうもので、退院しても病院と同じ時間に目が醒めるし、夜はなんなら21時過ぎると眠くなりはじめるのには驚きました。身体に無理がなく、むしろ夜よく眠れるので、良い習慣として継続することにしました。今となっては、夫も早寝早起きになってきました。早起きすると1日が長く感じられて、とくに午前中が充実して、得した気分になれます。

⑦1日3食、腹7分目
入院する前までは、我が家はブランチと夕食の1日2食で、2食ともにしっかりお腹いっぱい食べていました。仕事が忙しくて食事の時間を取りずらかったり、そもそも朝はお腹が空いていなかったりを理由にしていたのですが、摂取カロリーを抑える狙いもありました。ただ、この食習慣で体重の変動はなく、体重が増えないならいいのかなと思っていました。が、病院で1日3食生活になり、さらに食べる量も腹7分目程度になると、次の食事のタイミングでちゃんとお腹が減るようになり、美味しくご飯が食べられるようになったのです。1日3回訪れる空腹感は気持ちがよくて、リズムが整っている感じも心地よいので続けています。体重については、また別の変動要素があるので、この習慣からの効果はわかりません。

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以上の7個が、入院中に新たに身に付けて今も継続している習慣です。

明日からまた振り返り記録に戻ります。

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