
昔は川崎のライブハウスにかよってた。
今は池袋のライブハウスによく行く。
でもその前は、川崎のライブハウスによく行っていた。なぜ川崎のライブハウスに行くようになったかというと…。
私はずっと中野に住んでいる。昔、仕事がまったくなかった時期、深夜中野の街を徘徊してた。夜が明けるまで。朝方寝て、夜起きて深夜徘徊してまた朝に帰る。今思うととても恐ろしい生活。
ある時、深夜、中野駅前を歩いていると、路上でアコースティックギターで弾き語りしている男がいた。なぜかその男と仲良くなった。その男が川崎のライブハウスでライブをするからこいと言う。
そのライブハウスには、とても魅力的な演者さんがたくさんでていた。
私を誘った男が、私に紹介したい人がいるという。出演する演者さんの一人、女性。自らを「野良猫」と名乗った。(野良猫の定義がわかりませんが。)
その時私が、点描で妖怪画を描くという話になって、落語や怪談をテーマにパフォーマンスをする
野良猫さんは、いつかコラボしようという話をした。だが、その時かなり精神がおかしかった私はその直後引きこもりに(!!) 川崎のライブハウスには、その後一年間、一度も行かなかった。
そして、一年後ひさびさに行った川崎のライブハウスに野良猫さんがいた。「お久しぶりです」「?」一度会って一年後だものな、さすがに覚えていないでしょう。でも、野良猫さんは私の事を思い出してくれた。今は野良猫さんと普通に喋れるが、当時、女性と全然喋ったことのない私は、怪談やら昭和歌謡やら、野良猫さんが好きそうな話題をもちだして必死にコミュニケーションをとろうとした。
そして、野良猫さん主宰のライブ企画をやることに。怪談をテーマにしたライブ、私は妖怪画の展示で参加。とても楽しかった。
そして、野良猫さんはとても遠くの場所に引っ越した。たまにTwitter上などてコミュニケーションをとるのだか、何か前より存在感がましてきてるような気がする。
遠くにいるけど、近い人。