妖怪天国の象女郎
映画「妖怪天国」に象女郎という妖怪がでてくる。最後にちょっとだけ。ビデオテープでこの映画をみて、クライマックスで妖怪がたくさん出てくるのだが、その中に顔が象の妖怪がいるのだ。象の姿をした日本妖怪は、見たことがなかったのでビデオテープ何回も巻き戻し、ちらっと映っているこの妖怪をまじまじと見た。間違いない、着物を着て象の顔をした妖怪。名前はなんだ?
スタッフロールで妖怪の名前が出てくるに違いないと、スタッフロールを凝視した。最後に出てきた妖怪たちの配役が出てきた。一つ目小僧、一角大王、馴染みのある妖怪にまざって、“象女郎“という妖怪名が・・
「象女郎??」
初めて聞く妖怪だ!! こんな妖怪いたんだ!
それから数年後、愛知の大学生が企画のイベントで「妖怪百鬼夜行展」なる妖怪画の展覧会に参加することになった。象女郎の絵を出展すると申込んだところ、そんな妖怪は存在しないという。その映画オリジナルじゃないのか?という結論にいたり、著作権の関係で別の妖怪の絵を出展することに。
象の顔をした女郎さんの妖怪。随分不思議な事を考えるなと感心する。この「妖怪天国」という映画、他にも不思議で愉快で恐ろしい妖怪がたくさんでてくる。