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みこしにうどう(山都)の事

愛知で行われた百鬼夜行展に、三回ほど妖怪画を出展した。愛知の妖怪だと参加費が安くなるという事で、愛知妖怪「みこしにうどう」を描いた事がある。

最初名前を見たとき、「見越し入道」の事だと思ったのだが違うらしい。「みこしにうどう」またの名を「山都」

この妖怪を見たものは、死んじゃうという。どうりで、姿形を表した資料がみつからない。言い伝えによると、仁王様に似ててやたらとでかいという。という訳で、都会の街に現れた巨大な仁王さまみたいな感じで描いた。

この絵は、知り合いの中で好評だった。

実際、本当にこんな怖い妖怪にでくわしたら、精神的ダメージで卒倒しそうである。でも人間にはこわい存在が必要で、こういう妖怪がいるかもしれないという人間の想像力が人を生かせる原動力の一つかもしれないと思う。

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