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イカ天のはなし
昭和から平成に変わったとき、私は高校生。友達と遊ばず、ひとり、美術部室で黙々と油絵を描く日々でした。点描で原色絵の具をつかい、全然写実的じゃない絵。当然誰にも理解されず。
そんな中、「いかすバンド天国」という深夜番組がはじまった。素人さんバンドとか、インディーズバンドさんとかが出演。勝ち抜き戦で、五週勝ち抜くと「イカ天キング」に!個性的で楽しいバンドが毎週でてくるので、親が寝静まったあとにこっそり起き出し、リビングでイカ天を見る。
特に好きだったバンドが、「たま」「人間椅子」「マサ子さん」。
当時、実家の茨城にいたので東京のライブハウス行きたいなと思っていました。
今、東京に住んでライブハウスによく行くのは、この時の想いが培われたのかなとも思う。
🎵あーたまーがわれて月がでたー黄色いじめんにちがたれたー 「たま」の月夜の病院という歌。大学受験の時に「たま」の2ndアルバムが発売。勉強しないでこの曲聴きながら、油絵を描く。満月の絵をよく描いていた。
🎵そーとにでてみたらー昔もらった飴玉ーレレドラシー 「マサ子さん」の雨にヌレテモいーやって曲。
🎵りんごりんごりんご、りんごの悲しみかごの中ー 「人間椅子」のりんごの泪。
音楽聴きながら、夜中によく散歩した高校時代。