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駄菓子屋讃歌(その2)

私の通っていた小学校のすぐ近くに駄菓子屋があった。名前は覚えてないが、たぶん○○商店みたいな感じだったと思う。

そこに、小さい棒についたコーラ味の飴が好きでよく買っていた。けっこうなめ終わるのに時間がかかるのでお得だと感じた。20円也。ずいぶんと安上がりである。

その駄菓子屋には、ゲーム喫茶に置いてある、テーブルにゲーム画面がついているものが一台あった。人を飛ばして空に浮いている風船を割るゲームである。ドット絵でカラー一色。その数年後、ファミコンが登場するので、ゲームの進化はめざましい。

その頃、友達に連れられて昼間、そのテーブル型ゲームが置いてある場所に行った。その友達の親か親戚かが経営してたっぽい、大人が行くような飲み屋、スナックとかそんな感じだったと記憶している。なので友達は顔パスで開店前にゲームをさせてもらうために店に入れてもらえた。

内蔵されているゲームは、インベーダーゲームの進化したようなもの。画面が凝ってて、自由の女神とかビルとかが背景に描かれている。カラーも一色ではなく三色くらい使われている。ゲームをプレイしはじめ敵を撃っていると、整列して攻撃してくる敵より上面の方に渦巻きのようなものがある。「これ何?」と友達に聞くと「背景じゃない」との答え。納得しなかった私は、その渦巻きを撃ってみた。色が変わった!「敵だ!」とわかり何回も撃ってみるとどんどん色がかわり、何発目かで爆発した。「やったやった!!」

はじめの頃のゲームは、単純でわかりやすかった。最近のゲームは、さっぱりわからないのでいまだにファミコンで遊んでる。

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