オーバーオールの女神
2018年の3月。私と同い年の、知り合いのギター弾き語りのNさんが新宿のライブハウスのイベントにでるというので、見に行った。
出演するアーティストさんが多い。もちろん、知り合いの弾き語りのNさん以外誰も知らない。私ら二人以外全員、アーティストも客も若い。二人でめっちゃ平均年齢上げている。知り合いのおっさん(私もおっさんだが)の演奏聴いたらすぐ帰ろうと思っていた。が、そのおっさんの次の次に出番をまっていたアーティストに目が釘付けになる。
オーバーオールを着て髪が赤い。可愛い。でもパッと見異形。なんか神がかっている。もう、おっさんの演奏なんてどうでもいい(ごめん🙏💦)。
オーバーオールを着たアーティストさんはKさん。
アコースティックギターをかまえて颯爽と現れた。
初めて聴いた彼女の曲は見た目とギャップがあった。心つかまれた。いや心臓を握りつぶされた。
次のKさんのライブは4月1日に池袋のライブハウスであるという。そして私はその後常連となるライブハウスと出会う。
ライブ終わり、その知り合いのNさんと餃子を食べた。私は「Kさんすげー、Kさんすげー。」とずっと言っていた。
Nさんの心中はいかに?
その時は気がついてなかったが、その新宿のライブイベントで、その後ライブハウスでよく会う事になるアーティストさんが数人いた。
この日のライブで、私は助かったと思った。
白黒だった自分の人生がカラフルになりそうな気がした。それはあながち間違いではなかった。