
2024年7月出張日記⑬

はい、こんばんは。1日ぶりのnoteです。日記に書けない様なお仕事をしておりました(半分本当)
ここ2日は、かれこれ10年近くお世話になっているサウンドスタジオさん、サウンドディレクターさんとのお仕事でした。自分は音声収録にはなるべく立ち会うようにしています。声優さん達とゲームの内容にあった演出になるよう試行錯誤しながら収録していきます。
対戦格闘ゲーム(弊社のタイトル)の台詞にはちょっとばかりコツと特徴があって、それをサウンドディレクターさんが声優さんに伝えながら進行していきます。特徴的な物を一つ紹介します。
■技を出す時のボイスは基本的に頭アタックに
例:強攻撃
「うおお!」
→「うお⤴️お!」
理由としては、プレイヤーさんがボタンを押した瞬間とキャラクターが攻撃を繰り出す瞬間(技が当たる瞬間)の差を減らすためです。ボタンを押してすぐにリアクションがある様にします。ハンマーを振り下ろしながら発声する様な感覚です。
同じセリフでも
「うおお!⤴️」と言う演技になると自然と語尾が伸び、力を溜めている様なボイスになります。
例外的に重い物をかつぎ上げて放り投げるなどはお尻にアタックを持っていったりします。
例:掴んでから投げる
「うぉーりゃー!」
→「うぉー(担ぐ)りゃー!⤴️(投げ飛ばす)」
モーションが長い場合(もしくは投げ飛ばすタイミングを任意に選べる場合)は2つの台詞に分割したりもします。
例:一気に叩き付ける投げ
「うぉりゃ!」
→「うぉりゃ!⤴️」※コンパクトに鋭く
「ふっ!」と言う台詞も「ふっ!⤴️」になれば弱攻撃。「ふっ!⤵️」になれば攻撃を避けた様に聞こえます。
面白いですね。

また格闘ゲームはバトル中の台詞が叫んだり雄叫びを上げたりする物が多くあります。なので比較的ノドに負荷がかからない台詞や会話から収録させてもらいます。最後の最後に「うぅああ〜〜〜!」の様な断末魔を収録し「お疲れさまでした!」となります。声優さんたちが命を削ってキャラクター達に生命を吹き込んでくれています。本当にありがとうございます。これが毎回音声収録に立ち会う理由です。
お世話になっているサウンドスタジオさんは東新宿。新宿三丁目まで歩いてすぐです、ときたら夕食はスシローで決まりですね!(アプリで予約して両日とも110分待ち)


あれ、コラボ4日目で既に4回(設営入れたら5回)行ってね?
