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CE描き方アドバイス④掲載媒体をイメージしましょう!
みなさん、こんにちは!
はちみつコミックエッセイ編集部の片野です。
ここでは元々コミックエッセイの描き手だった私が「気をつければもっとよくなるよ!」というちょっとしたコツをアドバイスさせていただきます。
創作のヒントになれば幸いです。
第4回は「掲載媒体をイメージしましょう!」ということで、いきなり漫画を描くぞ!と無限に描きたい放題でスタートするよりも、先に考えて決めておくだけ悩みが減るかなと思うポイントをお伝えいたします。
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話の内容を考えました。こりゃオモシロいぜ。
とりあえず1ページ目から描きたいことを描いていくぞ~!
と始めてしまうと、途中でわけがわからなくなってきます。
文字でちゃんとプロットを立てていたとしても、その通りに描こうとして無限にコマやページを増やしがちです。
紙の書籍を作ることを目標とするなら
1話8ページにしよう!
そうすると、6ページあたりに心が動く見せ場を作りたいな!
ページをめくったタイミングでこのドキッとするシーンがほしい!!
本当は見開きでバーンと見せたい!でもWEBで読むときにはわからないかもしれないから片側1ページバーンと使うことにする!!
インスタで漫画を投稿するのを目標とするなら
1回で読むスワイプの数はどれくらいだと満足度があるだろう?
ダラっと長くならず、物足りないな…ともならないくらいの数を決めよう。
ラストのコマは衝撃の一言を入れて終わろうか、それとも
衝撃の一言は1つ手前のコマで、ラストは主人公の表情で終わろうか……
と具体的に考える。
プロットや全体像を作る段階では「伝えたいことを形にする作家」だったのが、ネームに落とすタイミングでは「より伝わるように効果をつける演出家」と切り替えることができると、作業が楽しくなりますよ☆
その媒体で自分の漫画のストーリーが一番映えるポイント、読んだときに気持ちい…!!!となるポイントを掴みましょう!
このことを踏まえまして、次回は第5回「書籍用のネームどう作る?」がテーマになります!
お楽しみに~!