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歌王子という男
片野メランコリーのTwitterがロックされました。
自殺についてツイートしたかららしいです。
もう!時間ないのに!やめてよねー!本当に困った!
なのでこれはバンドの方で通知する感じになると思いますけど、しばらくは許してね。
言葉を発し続けないと死んでしまう、まるで喋るマグロなの…わたし…ちゅらいわ…ばぶばぶ
ベランパレードというバンドがいる。
宮崎を代表するすごくかっこいいバンドだ。
僕が音楽から離れている間も彼が歌い続けてきたから今の僕がいると言っても過言ではない。
何度も何度も再生して、生き延びる勇気をもらっていた。
彼に連絡をした。
「次の東京のライブはいつ?」
「9月!」
「いやーーマジかー…それ俺死んでるかもしれん!」
「え…?死ぬの?」
「うん、自殺する。」
「そうか、何も言えんけど、やっぱりなあと思った。」
僕はこう続けた。
「もし、よければ一緒に2マンしてくれない?」
彼は一も二もなくこう言った。
「最高!そうしよう」
あれよあれよという内に彼との弾き語り2マンが決まった。
その夜、彼から歌が送られてきた。
「恋人ができないから」
僕の歌だと言ってくれた。
光栄すぎて叫んでしまった。
本当かどうかは知らん。別に他の人に向けてても構わん。彼がそう言うんだから僕はそう信じる。どっちでも構わない。
是非、読んで欲しい。
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素晴らしい歌詞とメロディだった。当然僕は号泣。
仕事中なのに号泣。他の人に心配されるほど号泣。
職場の人には死ぬことを伝えてないので、
何で泣いてるのこいつ、キショ!と思われたに違いない。
うるせえ!!!!男だって泣くんだよ!!
そして僕が思ったこと。
「これで僕も曲を作れないなら音楽家失格だ。」
彼の曲を作ることにした。
もちろん、友だちみんな出会った人に向けても、だ。
タイトルは「ただの友だち」
恥ずかしいけど一応僕のも公開しておく…。
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夜勤が終わり、家に帰ってすぐメロディをつけて彼に送った。
彼は「最高だ!」と言ってくれた。
もうその言葉だけで僕は今までの全部に感謝した。
今まで続けてきた音楽、観た映画、出会った人、中学の時初めて触ったギター
全てに感謝してしまった。まさに感謝の正拳突き案件だ。これはHUNTER×HUNTERのネタだ。ググれ。
そして僕はこう思った。
「え…?あび君の音源のギターの音めっちゃよくない?」
そして聞いた。
「なんのアコギ使ってるの?すごいいい音だ」
唐突な質問。アコギオタクが丸出しだ。
「ギルドっていうメーカーの○○万円のやつ使ってる!」
どっひゃー!!!!
僕のは15万の安物アコギ、まずいこのままだと彼と対等に話をすることもできない。
そして僕は長年ずーーーーっと想いを馳せていたギターの購入に至った。
Gibson サザンジャンボ
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これの音が本当にかっこいいんだ。
暴れん坊の音がする。
僕はこいつとお墓に入ることに決めた。
バンド?うるせえ!僕はこいつとお墓に入る!!!!!
そして、彼ともしも対等に話すことが出来たなら、それが僕の一番の幸せだ。そして彼の幸せを願うことが僕の役割でもある。
O.Aはアイアムアイ
彼らも僕の心の友だ。
そしてイベントに絡んでくれるのは元新宿JAMの店長、石塚明彦
彼も年齢が離れているけど、僕の友だちだ。間違いなく。
あび君と2マンをやります!!!!
最後に歌わせてください。
音楽の神様が怒ろうと、謝るしか出来ん。
ごめんね、最後なんて言って。でも、心残りだったから。
彼とずっと会いたかったから。
まさかこんな形で再会を果たせるとは思わなかったけど、本当に光栄すぎて泣けてくるけど。実現します。
詳細は近日中に公開だ。
続報を待ってくれると嬉しい。
歌王子という名前の男。
彼のせいで生き残って、彼のせいでまた生き延びてしまう。