
バンドをやった
5年ぶりにバンドマンをしました。
どかーんって大きい音が出て脳汁が出ました。
興味ないだろうけど今回は"演る側"の話をしようと思います。
バンドマンの心ってどうなってるの、みたいなのを赤裸々に書いちゃおうかと思います。
そりゃもう裸になってお風呂に入っちゃうくらい赤裸々に。
多くのバンドマンに共通する話をしたいところなんですが、僕は僕のことしか話せないので残念ながら他の人はどう思ってんのか知りません。
僕の心情についてしか話せません。
残念でした〜〜〜びろびろび〜〜〜🙄🙄🙄🙄
すいませんでした。殴らないで。
僕はバンドをやるためにまた音楽を始めたわけじゃない。これはもう先にハッキリ言います。
バンドでライブをやりたいぜ!!!とか正直別にそこまでのことはあんまり考えてなかったのです。
本当のことを言うと音楽をやるっつーよりも、アルバムを完成させることが目的でそのために君に話すよという船をまた再構築させた、というだけなのです。
その過程でライブをやってこの曲はどんな調子か、この曲はどうか、自分たちが最高ハッピーな気持ちになれるか、みたいなところのためにライブをやる、みたいな境地ですらありました。
ライブは皆さんに僕らの一部お届けをさせていただくための場、僕の全てではないし、僕の側面でしかない。
と思っていましたが、が、が、がーりがりくんっがーりがりくんっ
ただし、ものすごく大きな役割も持っていた、と今は思います。
これがまたむつかしい話なんですわ😓
以前どこかで話したかもしれませんが、ライブってのは発散だし、代弁です。
本当にこんなことを言うのはおこがましいんですが、
僕の音楽を聞いてくれる人や、僕の音楽を聞いて何か共感してくれる人がいるならば、僕はその人のために感情や鬱憤を代弁して発散させるべきだし、その人の幸福や繁栄を願うべき、だと思ってる。
逆を言うならば苦痛や憂鬱を持っているのならそれも代わりに背負うべきだとも思っている。といった感じだ。
おこがましいけどね!!!おこがましいんだけれども!!!!
そうありたい、と思ってますって話なので!!!!
僕がそうありたいってだけの話なので!!!!!
怒らないでって!!!!!
怒らないで!!!こわいから!!
なので、僕の側面でしかない、とは言いつつもやはり祈りや願いみたいなのものはライブでしか出来ないことでもあるので、側面ではありつつも大きな役割でもあると思うようになりやした。
なのでライブを絶対やらなきゃいけないとは当然思っとりませんが、自分のためにも、誰かのためになれるのならその誰かのためにもやったりましょう、という感じなのであります。
あります。
ところで、バンドでライブをやるっつー話、これについて話すと、実はそりゃあもう突然決まった。正直別にライブをやろう!って気はそんなになかったので、いざやるとなるとケツに火がついたようにリハビリモード全開になった。
元々アルバムは作りたかったのでこの人にギターを弾いてほしいとかドラム叩いてほしいとか、録ってほしいとかそういうのは決まってたんだけど、ライブをやるとなると
ライブ!?!?!!?!え!??!!いける!?無理じゃね!?!?!ってなったのが本音です。
元々はただ弾き語りのイベントをやるつもりだった。
僕はもうなんか友だちに囲まれたいという気持ちだけで、友だちに声をかけて弾き語りやろーよ!オッケー!くらいの勢いで決めたのがラストフレンズだ。
そういう友だちっていいよね。それが札幌の友だちだってんだからそりゃ最高だ。
その前は宮崎の友だちだ。意味わかんなくない?
そんな距離の離れた友だちに弾き語りのイベントやろーよ!って言って、オッケー!って言ってもらえるのってなんか本当恵まれてるよなあって思う。
数年前の僕は友だちなんかひとりもいないと思ってたのにな。何がどうなってこうなったの?
ゴイスーですね。
ゴイゴイスー!!
ほんでまあ一瞬で弾き語りの日が決まって一瞬でイベントを作り上げてよお〜し、やるぞ!ってなった次の瞬間、
新宿Marble店長、鈴木さんから連絡が来たのだ。まだ何も発表も何もしていない段階で、だ。
この人は一体なんなんだろう。前からよく思うのだが、この人の内部にはアンテナが500本くらい立ってるんじゃないか?ってくらいタイミングがいつもすごい。
でも思うのはやっぱり人を見てるからなんだろうなって思う。僕のこととか、他の人のこともそうだろう、バンドマンを商品や陳列するための物として見たことがないんだろうと思う。
人と人、そう見てるから気づけることってあるよな〜って思う。
なので多分これも、偶然というよりか運命〜ディスティニー〜なのではないだろうか。知らんけど。
鈴木さんは「バンドの方はどう?」って連絡をくれた。
僕はまあ弾き語りのイベントをやるんで、こうこうこうなので弾き語りやってバンドではレコーディングとか考えてて〜みたいな話をした。
そしたら、「ライブやろうよ!」と言われた。
僕は「え〜😥」と言った。
内心、え〜😥と思っていたからだ。
まあほんで結局なんやかんやあってバンドをやることになった。
ごめん、めんどくさくなったのでいろいろはしょりました。
んでもうその日から猛練習だ。
というかデモから作り始めた。寝る間も惜しんで頭の中にある弾き語りで出来た曲のバンドサウンドを形にして、それをメンバーに送り続ける日々。これがまた大変だった。ポケモンもやらなきゃいけなかったからだ。本当に大変だった。ポケモンと両立させるの。
そしてそれからはバンド練習だ。
知ってます?バンドって実はセコセコ練習しなきゃライブって上手に出来ないんですよ。
どのバンドも見えないところで沢山練習をしています。
スタジオ代も馬鹿になりません。カバになります。なんちてwwwww
殺していいですよ。
僕はこの日のためにギターなんかも買っている訳ですから、なんかもうその時点で気合いがすごいのである。可哀想に‼️
前までの僕はライブをやるとなると緊張がエゲツなかった。
お客さんの人数やフロアの盛り上がり、その日のお客さんの様子、出音がどうだの音量がどうだの。
簡単に言うと"自分がどう見られるか"を気にしてやっていた。
そりゃ緊張もエゲツないわけである。なんせ判断基準を完全に相手、他人に預けるわけだから。
今回、またバンドをやるに当たって、そういうスタンスではもうやっていかないと心に決めた。
どう見えるか、じゃなく、どうあるか。だけだなって思って立つことを決めた。
誰であろうが来てくれる人、1人、その1人が2人になるかもしれないし、10人20人になるかもしれない。でもやることは変わらなくて、"発散"と"代弁"だ。
うんちのほうじゃない。それは大便だ。
僕が言ってるのは代弁。間違えないでほしい。
発散と代弁は祈りや願いの延長線上にある。
これもまたむつかしい話なんですわ😓
バンドで出せる音は僕一人で出せる音の限界を超える。そうすっと、祈る行為や願う行為の上限も上がる。
いつか黒人がブルースを生み、それを複数人でやることにより願いや祈りが、発散に変わる瞬間があったはずだ。
それを奏でるだけじゃなく見る側が生まれることによって、代弁の力ももったはずだ。
多くの民衆を従えて立ち上がったフランス革命マリアンヌのように、演説の力で民衆の心を鷲掴みにしたヒトラーやレーニンのように、代弁の力というのは時に恐ろしいほどに力を持つ。
僕はバンドにもそれがあると思っている。
ちょっと例えが極端すぎました。思想つよ。戦争?こわ。まあいいや。
そんな感じです。
なので、願うことの出来る力を少しでも自分が持っているならそれを最大限発揮しよう、それだけを決めてバンドでライブをすることに決めた。
それが「君に話すよ。」の始まりでした。
それをやったのがライブの日です。
それ以上でも以下でもなく、ただ、思った以上にそれ以上にもなったし、なんだか思った以上に色んな人に気持ちがピューっと届いたような気がした。
気がしただけかもしれない。
僕の思い過ごしかもしれない。だとしたら恥ずかしい。
本当に忘れられたバンドだ。
別に思い出してもらいたくて始めたわけでもないけれど。
でも思い出してもらえるのであれば、どこかの誰かの頭の中にあり続けられるのであれば、立とうと思った。
立ち続けようと思った。
もう弱虫ぶるのはやめようと思った。
頑張りますね。
応援してくださった方はありがとうございます。
興味のない方はそれで全然オッケー。
僕は僕の願える範囲でやっていこうと思います。
そのちっちゃな点がどんどんでかくなっておっきな丸になったらいいね。
でも別にそうじゃなくても素敵だね。って思います。
もしかしたら超売れっ子のあなたとかあなたとかには負け惜しみに聞こえるかもしれないことを書きました。
それも全然オッケー。
僕は僕の両手で守れる範囲の人だけ、その範囲をでかくできるようにただ頑張ります。
というだけのお話。
めでたしめでたし。
亀仙人「もうちょっとだけ続くぞ〜」
───────追記───────
ライブをやっている最中のことはあまり覚えていません。
ボクサーが試合中のことをあんまり覚えてない、みたいな話もあるんでそれと一緒だと思ってくれると僕にとっては非常に都合がいいのでそう思ってください。
無我夢中という言葉が当てはまります。
ただ、やってる側から見てた皆さんの顔はなんとなく覚えています。
それだけが僕の救いで、これからも僕の原動力になるんじゃないかって思いました。
以上。