今来る!?B落ち後はどうなる草タイプ!?
こんにちは、カタバミと申します。現在絶賛スタンダードレギュレーションにおけるフシギバナVmaxを考察するバナ活第二弾を執筆中だったのですが、本日発表された通りスタンダードレギュレーションに大きな変更があるそうなので急遽新しいnoteを執筆致しました。予定通りに行かないのって大変だよね、楽しいけど。
私はほぼ草タイプ専門のトレーナーですので草タイプのみに焦点を当てて、まだ先の話ではありますが、B落ちの影響と今後の展望について考察していこうと思います。
Bレギュのカードって何があったっけ?
現在のスタンダードレギュレーションではエキスパンションマークがB〜Dのカードで構成されています。待望のフシギバナVmaxからはEのカードになるということで今はまさに時代の変わり目そのものなわけですね。では具体的にBレギュレーションの中に含まれる草デッキにとって主要なカード達を見ていきましょう。
パックで振り返るとBレギュレーションはウルトラサン、ウルトラムーンで始まりウルトラシャイニーまで続きます。
その中のパックからあー、これは確かに採用する余地が(一時期でも)あったなぁと個人的に思ったカード達をまとめさせていただきました。画像を貼ると大変なことになりますので気になるものがありましたらポケカ公式サイトでお調べください。
まずは特性おてんきガードを持ったチェリム、1番需要があったのはダブルブレイズ直後かな?環境に炎タイプが席巻してその中でも俺は草を使いたいんだ!!!って時に弱点保険やウィークガードエネルギーと合わせて採用されていました。
また同じ弾に収録されたサポートナタネも耐久したい一部のデッキには採用されていました。人気だったかと言われたら疑問に思うところもありますが、自分が最も可愛いと思うサポートなので紹介させていただきます。
お次に特性じゅひょうのめぐみを持ったユキノオー、草タイプ対応版はウルトラフォースに収録されているのでBレギュレーションの初期に誕生したカードになります。が活躍し始めたのは割と最近になってからという印象ですね。というもの進化時トラッシュから1エネ加速という他のエネ加速に比べるとどうしても見劣りする上に、本体の攻撃性能も技が重く進化前も逃げエネが大きく扱い辛い印象がありました。Dレギュレーションに入って回収ネットが登場してからはエネ加速を何度か使いまわせるようになり、3エネ始動のVmaxデッキのお供として見られるようになったイメージです。
草タイプのアタッカーといえば懐かしい人には懐かしい技トロピカルシェイクを持ったアローラナッシーもBレギュレーションです。ヒエク1進化の割に高いHPを誇り条件はあるものの当時としては破格の1エネ120点を出せるポケモンでデッキ作成のコストも低めだったためにポケカ初心者など様々な人が握っていた印象があります。丁度ポケカブームが到来する直前に発売されたこともありかくいう私もお世話になっていた思い出のあるカードです。
アロナシデッキを回す上で必ず入ってくるサポートポケモンも紹介させてください。特性なましぼりを持ったツボツボです。特性によってデッキの基本エネルギーを3枚までトラッシュに送ることができます。草エネルギー以外も対象に取れるため、エネルギーをトラッシュから加速するデッキなんかでも採用されていた記憶があります。
ここまでたねポケモンか1進化しか紹介できていませんが、ちょうどこの時期に強い草タイプの2進化ポケモンが登場したのでまとめて紹介しましょう。まずはヒエク2進化の特性ネイチャーパワーを持ったジュカインです。当時マッシブーンGXを始めウルトラビーストが強すぎると話題になっていたためその明確なメタカードとして登場した1枚です。技もヒエクアタッカーとしての役割をこなせるくらいの火力が出るのでお世話になった人もいるかと思います。
この時のジュカイン推しは凄まじく、今回登場した烈空のカリスマのわずか2ヶ月後にジュカインGXとなって再登場しました。ジュカインGXは少ないエネから中打点を出したり、1エネで特殊エネ破壊をしたりGX技で全回復したりと当時の強いデッキ達に対して汎用的に立ち回れることを強みとしていました。
また進化元のジュプトルがとても強い特性たいようのめぐみを持っていたため、2進化デッキ共通のデッキが回らない事故を極端に減らすことができたため様々な層から愛用されていた記憶があります。私もGXスタートデッキの次のデッキとしてジュカインGXと火力を上げることができるラランテスを組み合わせたデッキを使っていました。
フェアリーライズの強いポケモンは何もアタッカーだけではありません。特性フローラルヒールを持ったシェイミも一時期人気を博していました。このポケモンが活躍したタイミングはタッグボルトで登場したセレビィ&フシギバナGXデッキで無敵要塞だったセレバナの耐久力をさらに高めるきずぐすりとして採用されていました。
前回のnoteでフェアリーライズは草タイプ強化パックとご紹介させていただきましたがその通り強いカードはトレーナーズにもあります。
その代表格がネットボールです。正直草タイプのB落ちでこのカードがなくなることが1番の痛手であると思ってます。ボール系が弱くなったスタンダードで手札をトラッシュすることなく草タイプのたねポケモンを手札に加え、終盤でもエネルギーをサーチできる有能カードとして登場当時から草デッキには4枚確実に採用されるほどのカードでした。このカードが無くなることが安定感のあった草タイプの魅力の1つが失われると言っても過言ではないと思います。
このタイミングで草タイプ専用のスタジアム、ライフフォレスト♢ も登場しました。回復耐久が得意な草タイプと相性も良く状態異常による搦手も対策出来るためセレバナデッキ等に採用されていたと思います。
この翌月発売超爆インパクトにも草タイプのGXポケモンは収録されています。ツボツボGXです。当時はダブル無色エネルギーが健在で少ないエネで高打点を目指すデッキの数も多かったため、特定のデッキに対して強力なメタカードとなりうる性能をしていました。
超爆インパクトにはヒエクの草タイプも強力なものが収録されています。アタッカーとしては技ロストマーチを持ったワタッコです。ロストマーチもヒエクであるにも関わらず高火力を出せるデッキとして当初かなり注目されていて、発売初日にレアであるワタッコが高額買取されていたことは強く記憶に残っています。
他にも特性そうじゅくハーブを持ったメガニウムが収録されこちらも唯一無二の効果から2進化デッキの潤滑油として活躍しました。1番注目されたのはイトウシンタロウ選手が大型大会にカエループと呼ばれるデッキを持ち込んだ際だったと思います。
次が最後になりますがウルトラシャイニーで登場したシェイミ♢です。プリズムスターであるだけに効果力を狙える技を持っていてエネ加速ができる草デッキのサブアタッカーや単純に逃げエネ0が優秀で重宝されていました。
振り返ってみて改めて月1で新弾を発売する驚異的なペースに目を見張りました。生産者としても消費者としても怒涛の一年であっただろうと思います。
結局どんなもんなん?
結論から言いますと草タイプ特有の強みや個性は失われるもののどうにもならなくなる程ではない
と言った感じです。具体的に考えていきましょう。まず最強カードであるネットボールが落ちることは間違いなく痛手です。序盤の展開力やエネルギーを毎回確保できるかに関わってきます。どちらの面でも構築の再現性を高めてくれていただけに非常に辛いですね。
そのほかの面を見ていきます。シェイミ、ライフフォレスト♢ 、ナタネと主力の草タイプ専用回復カードが落ちてしまうのは痛いですね。1番使われているマオ&スイレンは残るものの手札コストが痛いですのでギリギリの戦いが求められることになると思います。
逆にまだ使える仲間達を見ていきましょう。Cレギュレーションといえばタッグチームですしそこらへんのメインギミックを今後も利用していくことになるとは思います。特にタッグコールからモクナシグズハラと繋がって安定してゴリランダーを立てられる点やシロカトのドロー、マオスイレンの回復にもサーチしながら触れるのは偉いですね。
泣き言も程々にデッキを作ってみよう
自分たちが文句言えばB落ちが中止になるわけではありませんし、Bレギュレーションを使いたければスタンダード以外のレギュレーションをやればいい話ですので新しいスタンダードにおけるバナ活を始めていきたいと思います。ただよくあるモクナシゴリランダー+草Vmaxの形は変わらないので悪しからず、逆にモクナシに頼らない飴軸の構築はネットボールによる展開ができないのでかなり苦しくなると思います。
それではデッキレシピをどーん
※例によってフシギバナVmaxはMフシギバナEXの画像を代用しております。御了承ください。
まだ見ぬ環境ということでできるだけやりたいことに忠実にシンプルに組みました。よくあるレシピではありますが簡単に採用理由等を解説していきます。
フシギバナVmaxライン 2-2
このデッキのアタッカーではあるがモクナシと2ターンめ以降の動きが被るので少なめの採用。6エネトロピカルアワーや回復目的でザルードでつけたエネルギーを無駄にしないところは長所。
モクロー&アローラナッシーGX 2枚
言わずと知れた草タイプの救世主、このカードのおかげでなんとか環境にくらいつけるといっても過言ではない。絶対に初ターンで使いたいのでほんとはもう一枚増やしたい枠。
ゴリランダーライン 3-3-3
この子がいるおかげで草タイプに爆発力が生まれた。強すぎてデッキの多様性を狭めているとも思うがそこはプレイヤーの構築力の見せ所なのは頑張るのは私です。絶対に一体は必要だしやられた後のケアも考えて3枚ずつ。
ザルードV 1枚
技を使うものの殴りながらエネ加速して全回復するコスパお化け。コスパはお化けだが返しの番にサイド2枚渡す前提で考えるべきだと思うのでそこは注意。サイドレースをより重視するならゴリランダーラインの代わりにザルードVでエネ加速しつつフシギバナVmaxを押し付けるデッキも一考かもしれない。
フェローチェ&マッシブーンGX 1枚
ほぼGX技を撃ちたいだけで入れてます。サイドを1枚多く取る効果は三神やジラーチ♢が証明済なので自然に簡単にデッキに組み込めるならそれだけで強い。三神ザシアン相手には追加効果トロピカルアワーかビーストゲームでサイドを誤魔化すかしないと勝てないと思っているがこのデッキでは上手い具合に相手の打点を調節できないのでダダリンVmaxを使わないと。要検討枠。
デデンネGX 1枚
心の安心枠、クロバットと選択になるがこの状況をなんとかしたい!って場面では基本的にちゃんと6枚引きたいと思ってるはずなのでデデンネの採用。
クイックボール 4枚
ネットボールがないので仕方なく、、
タッグコール 4枚
グッズの中では最強クラス、絶対に初手で欲しいのでタッグコールを探すカードも欲しい。トレーナーズポストの再録が待たれる。
ふつうのつりざお 1枚
ゴリランダーで加速する分1枚あるだけでデッキの回しやすさが変わってくる。
ツールスクラッパー 1枚
対鋼に対して絶対に必要な1枚だったが聞くところによるとフライパンもゴーグルもBらしいので必要なくなるかも。
リセットスタンプ 1枚
心の安心その2、みんなが入れてるので入れてるけど必要な場面で引けないものと思ってるしサイドを効率よく取らせるデッキでもないので多分入れないで再現性高める枠にしたい。
ふうせん 2枚
後攻1ターン目に安定してスーパーグロウするために必要なカード、フシギバナスタート以外のたねポケモンはこのカードで逃げエネ0になるのでとても良い。ここでもフシギバナの悪いところが出てしまってる。
おおきなおまもり 2枚
フシギバナVmaxはムキムキパッド対応でHP380まで高めることができるがその耐久よりも全体の耐久を高めるためにおまもり2枚で採用。具体的にオルジェネくちたけんブレイブキャリバー290点をモクナシが耐えたり、オルジェネアルティメットレイをゴリランダーが耐えたりするので偉い。
マリィ 4枚
手札を切りたくないため博士以外のドローサポートとして採用、リソースを確保する手段を用意して博士を使ってみるのも一考。
シロナ&カトレア 1枚
タッグコールから触れるドローサポート、おまけでボスやマオスイレンなどを拾えると美味しい。
グズマ&ハラ 2枚
後攻1ターン目に1番使いたいカード、サーチ対象が幅広く展開するのにもってこいのカード。タッグコール1枚からモクナシグズハラを持ってきてグズハラからふうせんキャプチャーエネルギーターフスタジアムを持ってきて展開できるととても気持ちいい。
マオ&スイレン 2枚
回復ソース、ポケモン入れ替えを入れてない都合上入れ替え札としても大切にしたいカード。
ボスの指令 2枚
強い人。サポートで回復したい場面も多いため使える場面で使えたらいいので2枚。
ターフスタジアム 2枚
ネットボールが無くなったとはいえこのカードのおかげでそれなりに安定してデッキを回せる。フシギバナVmaxが2枚でもなんとかなるだろうと思える理由。3ターンまてばすんなりゴリランダーまで進化できる点も評価できる。
基本草エネルギー 10枚
ボルテージビートとジャングルライズ両方で使うので多めに採用。
ウィークガードエネルギー 2枚
環境から炎がいなくなるためには溶接工が落ちる必要があるため、対面しても心が折れないように採用。
キャプチャーエネルギー 2枚
ネットボールが落ちた今、このカードの採用はほぼ必須。ただ序盤で使えたら役目を終えるので2枚採用。
フシギバナVmaxとダダリンVmaxの差別化について
サクッと作ったデッキですので改善点は多々あるかと思います。特にありがちなこのデッキのツッコミとしてフシギバナVmaxの枠ダダリンVmaxじゃダメなん?っていう声が今にも聞こえてきそうですが、、正直にお話しましょう。
このデッキにおいてフシギバナがダダリンよりも優れている点はまだ見つけられてはいません。両者を比べて火力とベンチ狙撃による先殴り性能や進化前の優秀さダダリンVがふうせん対応である点など1番のライバルが身内にいる状態です。これはほんとに困ったもんだい!無理やり差別化を考えるとその耐久性能を活かしたデッキタイプにしたいところですが、上述の通りムキムキパッドを環境的に採用しづらかったり回復手段が軒並みスタン落ちしてしまうために踏み切りづらいのが現状です。これから始まるEレギュレーションにてこれだ!っていう相方が見つかることを祈って今回のnoteは終わりとさせていただきます。お疲れ様でした。
おまけ
以下はおまけになります。草タイプ主観で今後の環境がどう変わって嬉しいか嬉しくないかってのをざっくらばんに考えていきたいと思います。
まずは宿敵炎タイプ
ヒートファクトリー、火打ち石、ズガドーンGXなどのカードが落ちることで爆発力と詰めの一手が足りなくなる印象です。ただ溶接工を始めたとしたダブルブレイズの猛者達が多数残っているので今までのゴズガは数を減らすものの炎デッキ自体はずっと悩ませられると思います。今レジリザ強いらしいしね。
剣盾から草抵抗-30を貰い晴れて宿敵となった鋼タイプ
こっちの方が絶望感強かったマッチアップだが、フライパンゴーグルがなくなり少しだけ日の目は見えたかな?ただメタルソーサーしかりザシアンザマゼンタとは一生付き合う必要があるのでこれからも辛そう。
その他のタイプを一気に
雷タイプ、超タイプは強いエネ加速がいなくなるので今のままだと下火になりそうドラパルトはあんまり関係ないかな。
上のおかげで水タイプ、闘タイプが頑張れそう。特に闘タイプはセキタンザンの必須パーツがスタン落ちすることもあって他のポケモンも日の目を見ることができそう。
悪タイプはムゲンダイナと差別化する必要がありそうだから他のポケモン頑張れとしか言いようがない、イベルタルGXが落ちるのでVmax同士の殴り合いで若干遅れをとるのかもしれない。
とまぁ現時点で自分が考えてるのはこれくらいです。辛いところはあいもかわらず辛そうなので水タイプに頑張ってもらってレジリザ追い払って欲しいかな。
これで本当に終わりとなります。最後までお読みいただいた方がいましたら心からの感謝申し上げます。お疲れ様でした。