Ender3 v2改 回転式フィラメントホルダ制作
はじめに
前回の記事で制作したフィラメントホルダを紹介します。
ベアリングの調達
なるべくスムーズにフィラメントリールを回転させるならやっぱりベアリングが欲しいのです。
造形して作ってもいいんですが、滑り軸受よりも転がり軸受の方が抵抗減りますよね。
シャフトの剛性も考えると2個使いたいんです。
でもベアリングは買うと高い!!
有り合わせの物で使えるものを廃材置き場で漁るといいものがあるじゃないですか!
交換して取り外したヘッドに樹脂巻きベアリングが付いていますよね。
これを分解するとベアリングが2個入っているんです。
サイズは625ZZです。
もう少し大きめがいいけどそれほど荷重もかからないしこれでいけるでしょ。
設計
ベアリングが決まったのでSOLIDWORKSでサクサク設計していきます。
構成部品的にはこんな感じ。
樹脂巻きベアリングから出てきた与圧用のワッシャもクリアランス確保用として使います。
スペーサーもボタンボルトもヘッド交換時の余りもの。
組み立てるとこんな↓感じ。
ボルトの締め具合で外輪の与圧を調整してます。
ベアリングの間にスペーサー挟んだので締めこみすぎの心配はないです。
高速回転するわけじゃないから緩むこともないはず。
シャフトにもベースにもアンダーがありますが、サポートなしで成形できる範囲と思います。
で、シャフトをプリントして・・・
ベースもプリントして組み立てます。
ちなみにPLAです。
完成!!
取り付け
元々の固定ナットで取り付けるだけです。
シャフトがクルクル回ってしまうので取り付けが楽なようにベース台座を六角で作りました。
固定時にホルダの板金が回り止めになるようになっています。
はい、ちゃんとクルクルします。
ただそれだけ。
フィラメントリールが滑る音も落っこちる音もなくなりました。
大満足!
さいごに
いや、もっと早く作るべきでした。
せっかく作ったのでThingiverseで公開しようと思ったんですが、アカウント作成ができない??
メールアドレスの認証でサーバーエラーが出てしまってアカウントが作れませんでした。
いづれ自作モデルの公開も(あわよくば販売も)したいのでこれからいろいろ調べてみよう。
久しぶりにEnder3用の自作部品を作ったので、Ender3の改造熱がまた上がってきてしまったようです。
次はエンクロージャー?それともビルドプレート変更?
だんだんv2の面影がなくなってきてしまっていますが楽しいのはなぜでしょうね?
それでは、またの機会に~!