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ユキイロサイン 感想

 みなさんこんにちは。今回は、「ユキイロサイン」をプレイした感想を書いていこうと思います。ユキイロサインは美少女ゲームで、2021年3月26日にWonder Fool(ワンダーフール)さんより発売されています。今回はとある理由によりプレイしました。(あとがきにて)
内容にも触れていきたいので、この先プレイしてみたい人でネタバレを気にする方は目次などで飛んでいただければ幸いです。



ユキイロサインについて

 ユキイロサイン(ユキイロサイン (wonder-fool.jp))は美少女ゲームでジャンルは恋愛アドベンチャーとなっており、最初は共通ルートで途中から3人のヒロインそれぞれのルートを攻略していくものになります。物語のあらすじは以下の通り。

日本有数の豪雪地域にして日本有数の低い人口密度を誇る南逢瀬町。

数十年ぶりの早い降雪に、何かが変わる予感がした。だけど、本当に変わって欲しいのかは、本人にも分からない。

今年もあと2か月程度に迫った冬。羽染宗冬の日常は、友人たちと共にあった。

ぶっきらぼうで、物静かで、わりとおっかないけど、根は優しい幼馴染み、勿来美玖。

ロシアからやって来た臆病なお調子者留学生、スヴェトラーナ・グルチェンコ(愛称:スヴェ)。

都会から転校してきた、完璧に忘れ去られていた元幼馴染み高萩香子。

最もよき理解者で、最もしかしい幼馴染み、薄広中。

これは日常という名の奇跡に彩られた、決して長くはない時間の、決して軽くはない時間の物語。

これからとこれまでのためのひと冬。ただ1つの季節を巡る日々の物語。

ユキイロサイン (wonder-fool.jp) よりストーリー

 公式からのコンセプトとして、『全てが等身大で全てがありのまま1人1人が主役で脇役の群像劇』とありますように、魔法や特別な世界ではなくごく普通の世界観で描かれるのがこの作品です。
美少女ゲームといえば、個人的に突飛な世界観が多めだと思ってるのですが(異世界とか異種族とか)、そんなことはなく、普通の少年少女たちのまさに等身大を描いたようなそんな内容です。


ルートごとの感想(ここからネタバレあり)

共通ルート

 物語の序盤は共通ルートです。物語の舞台である、南逢瀬町がどのような街なのか、主人公たちの関係はどういうものなのかそういった説明がされております。
主人公の宗冬と美玖(サムネの長髪の女性)、広中は小さいころからの幼馴染、スヴェ(サムネの銀髪の女性)はロシアからの交換留学生で、美玖の家にお世話になっている。香子(サムネのショートカットの女性)は幼少の頃だけ南逢瀬町で過ごし、主人公たちとは元幼馴染で怪我を治すため戻って来た。また学年的に香子だけ1学年下となっています。
基本的にこの5人でよくつるんでおり、スヴェがなにか困っていたりスヴェのお願い事をみんなが解決する構図が多々見受けられました。
分岐ルートに向けて徐々に個々の抱えているものだったり、周りの環境だったりが変化していきます。

 良くも悪くもまったりとした雰囲気の物語です。コンセプト通りの内容であったり、BGMが基本ピアノ調で雰囲気とマッチしていたためここまではかなり好印象でした。



勿来美玖(なこそ みく)ルート

 まずは、美玖ルートからやりました。正直、いい意味でめちゃくちゃ好きなシナリオでした。というより、美少女ゲーというよりギャルゲーで個人的に求めていたものが見れたって感じです。

 美玖と付き合うに至って、もともとの幼馴染の関係性がどうなるかをしっかり書いてくれました。男、男、女の幼馴染ってそこで恋人関係ができてしまうと絶対こじれると思うんですよ、個人的に。
今回の場合は宗冬と美玖がそうなって広中が残された状態です。しかし、広中が恋心によりこじれたのではなく、成し遂げた宗冬を羨むと同時に生じた自分の情けなさや、関係性の齟齬だったりが大きな軋轢となってこじれたパターンでした。
その軋轢を解消するまでのシナリオがどこにでもありそうな、思春期の男子なら思いそうなことだったり、そんな内容となっており、コンセプトにピッタリのものでした。このルートは感動というより、共感だったり自分の欲しいと思っていたものをお出ししてくれた満足感のが強かったです。
ヒロインとの内容より、広中とのシナリオだけでこのルートを評価してます。美玖ルートというより幼馴染ルートって感じでした。



スヴェトラーナ・グルチェンコ(スヴェ)ルート

 個人的に一番期待してました。理由としては、スヴェの声優が「北大路ゆき」さんだったからです。今現在、美少女ゲームを買う理由のひとつとして挙げるくらい好きな声優さんです。
ルートの総評としましては、予想のどんでん返しが合ったことですかね。スヴェの母親と父親、それぞれの関係性について自分の思っていたものと違う展開でした。ただその上で他のルート以上に感動しました。
共通ルートから積み上げてきたスヴェという人物の解像度が高ければ高いほど、受ける印象もより濃くなるそんなシナリオでした。

 声優について言及したのでそこにも触れますか。ロシアからの交換留学ということで外国語訛りがあるわけではなく、割と普通に日本語を発音します。スヴェの特徴として語尾が上がり調子になることがほとんどでそこがかわいいポイントですね。北大路ゆきさんの声質とスヴェの雰囲気とがマッチしているのでかなり良かったです。



高萩香子(たかはぎ かこ)ルート

 よくも悪くも王道な内容でした。
このルートについては他二つに比べ、すんなりと受け入れ進めていった気がします。ほんとによくも悪くも王道的なものなので特筆すべき点が他二つと比べて少ない気がします。個人的には好きでしたけどね。香子含めて。





あとがき

 というわけであっという間にあとがきです。今回は普段と比べてかなりたんぱくな感想となっています。それもそのはず、プレイしたの今年の2月なんですよね。。。ちょっと仕事だったり他のことに手を付けたりしていたら、こんな時期になってしまいました。次からはプレイごとにメモするなり、新鮮な記憶が生きているうちに書いていきたいですね。

 最初に触れた、ユキイロサインをプレイした理由ですが、北大路ゆきさんが出演されていたからですね。前回のブログ(きまぐれテンプテーション 感想|るーほ (note.com))でも触れたんですが美少女ゲームの声優さんってめっちゃすごいんですよ(今更)。それで、今まではイラスト等でプレイするものを選んでいたのですが、声優を目的にするのも一興なのではと思いまして、購入当時『戦国恋姫シリーズ』等で一番気になっていた北大路ゆきさんに絞ってプレイしようと思ったのがキッカケですね。
現状、いま一番の推しです。ということで、しばらくプレイする美少女ゲームは北大路ゆきさんが出演されているものになっております。

 次回の美少女ゲームレビューの予定は「FLIP FLOP~INNOCENCE OVERCLOCK~」となっております。
もしかしたら、先に戦国恋姫シリーズをプレイしたあれやそれになるかもしれませんが、どちらにせよ次回以降もどうぞ、よしなに。


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