きゃしーの血統考察@2022有馬記念🌼
有馬記念の全頭予想です!
昨年は◎ディープボンド、対抗エフフォーリアの1.2フィニッシュでした😍
今年はあまり時間が取れなかったので、昨年の菊花賞以来となる全頭予想しました笑
今年も本命にはかなり期待してます😘🌟
1.アカイイト
キズナ×ウアジェツド(父:シンボリクリスエス)
安田記念の勝ち馬ソングラインと同じ配合だが、こちらはサンデーサイレンスのクロスがない。
その分パワーがあるトムフールと祖を同じとする母系があり、阪神のような坂があるコースは得意で中山は歓迎。前走は馬場に泣き、今回も大雪による悪化が懸念されているため、評価は下げたい。
馬場がもてば穴馬として期待したい。
2.イズジョーノキセキ
エピファネイア×キングダンサー(父:キングカメハメハ)
近親にタイトルホルダー(父:スペシャルウィーク、がいるが未勝利馬で凱旋門賞に出たあの馬とは別物。
早熟と言われるエピファネイア産駒でキンカメ+米血統ながら5歳にして重賞初制覇。同傾向でいうとサドラー×ブラッシンググルームで4歳から覚醒したテイエムオペラオーに近しく、ここから本領発揮。
母系はラーイ、スルーオゴールドといった名馬が並ぶ米血統で距離は問題なく、中団前目につければ十分戦える。
気になるのは不良馬場の実績がないこと。道悪となった時に強い血筋がなく、後ろからの競馬では届かない可能性が高い。
3.ボルドグフーシュ
スクリーンヒーロー×ボルドグザグ(父:レイマン)
母系を辿るとイクイノックスと同じ母ベルーガに辿り着く。
母はフランスで重賞戦線に参加しており、その父は日本に輸入される前にアメリカで生まれたサンデーサイレンスの産駒。
スクリーンヒーローもサンデーサイレンスを母の父に持つため、サンデーサイレンスの3×3(25.0%)という近親配合になる。
きゃしー調べではサンデーサイレンスの3×3は不良馬場を大の得意としており、湿った場合の馬券率が非常に高い。
反面、なにかしらのトラブルを抱えるケースが多く、本馬はゲートに難を抱えている。菊花賞の捲りはお見事だったが、果たしてロングスパートで逃げるタイトルホルダーや、前目につけた場合のエフフォーリアなどに届くかどうかが焦点となる。
4.アリストテレス
エピファネイア×ブルーダイアモンド(父:ディープインパクト)
曽祖母に名牝バレークイーンを持つ。
ディープインパクト、トニービン、サドラーウェルズと晩成系の牝系に見えるが、古馬になってからの成績がいまひとつで、頭打ち感が指摘されている。
実際は超晩成で6歳を超えてからの可能性があり、見限るには早いと思われる。
昨年は後ろすぎただけで、着順ほど負けているとは思わない。中団につければ一発は期待できる。
5.ジェラルディーナ
モーリス×ジェンティルドンナ(父:ディープインパクト)
先日のエリ女でついに開花し、モーリス産駒本来の姿を体現した。
今回の焦点は距離への対応。
曽祖父も母も勝っているこのレースではあるが、どちらもダンジグの血筋を引いており、距離による融通が利きにくい。ダンジグの曾孫から凱旋門賞馬が2頭おり、その中に種牡馬として英愛リーディング上位のジーザスターズがいるが、こちらは母系のアーバンシー側の血が有力。
そのほかはマイラーが多く、ゆったり流れるレースでなくては厳しそう。
また、上がり最速にまとまてくる脚は魅力的だが、祖父ディープインパクトが国内で唯一負けたハーツクライのように中団前目で競馬をされると差し損ねる可能性が高い。
6.ヴェラアズール
エイシンフラッシュ×ヴェラブランカ(父:クロフネ)
今年に入って2勝クラスから一気にG1まで勝ち上がった上がり馬。
父エイシンフラッシュは母がドイツ血統で、日本ではあまり見ない配合。ヘロド系に欧州リーディングを独占するガリレオ、ジーザスターズの母を半姉に持つキングズベストで、日本でのG1勝ちを持つ産駒は当馬のみ。
母はあまり目立った産駒を残せず、大半の兄弟が地方競馬に主戦場を移している。
全体的に晩成気味の血統で、これから期待されるべき馬ではあるが、父エイシンフラッシュに似て末脚一辺倒になってしまうため、中山2500が合うかと問われると疑問符がつく。間違いなく逃げるタイトルホルダーがハイペースを作り前が崩れるなら出番はあるか。
7.エフフォーリア
エピファネイア×ケイティーズハート(父:ハーツクライ)
昨年の年度代表馬。
エピファネイア産駒が早熟気味の傾向と言われているが、エピファネイア自身4歳でジャパンカップ取っている。
また、晩成血統じゃないデアリングタクトが頑張ってるのを考えると全然まだいける。
近走は遠征のみで、関東での出走は昨年の本レース以来。ホームなら昨年の輝きを取り戻せないか。
8.ウインマイティー
ゴールドシップ×アオバコリン(父:カコイーシーズ)
ゴールドシップに米国×欧州配合血統の母。
母は地方競馬所属で、産駒も目立っていなかった中、彗星の如く現れた出世頭。
4代母まで遡ってようやく重賞馬が出てくるほど、近親での活躍馬はいない。
とはいえ祖母の父はシアトルスルーの半弟、曽祖母の父はゴールデンフリース、曽々祖母の父はリボーと名だたる種牡馬が名を連ねている。
母父カコイーシーズも自身はイギリスではダービー2着、KGVI & QESも2着と目立った成績を残せなかったが、米芝でG1勝ちを収めたあとに日本に輸入され、地方競馬に続々と活躍馬を送り込んだ。
父ゴールドシップは気性の荒さで有名。
当馬も走る時と走らない時の差が激しく、マーメイドステークスのようにゲートをくれればとは思う。
長い直線は気持ちが切れやすいが、コーナーの多い中山は向くはず。
また、母父はコーナーがきつい地方で活躍馬を送り込んでいたことから内回りも向きそうな印象。当日の落ち着き次第では期待したい超穴馬。
9.イクイノックス
キタサンブラック×シャトーブランシュ(父:キングヘイロー)
キタサンブラックの初年度産駒にして初のG1馬。
母はマーメイドSの勝ち馬で、半兄にラジオNIKKEI賞の勝ち馬ヴァイスメテオールがいる。
ダービーの時に最後方から押し上げてきたため、長く脚が使えるタイプと思われているが、血統からはそのような馬は見当たらない。実際は瞬間的に脚が使えるタイプで、祖母の母父トニービン産駒に傾向が似ておりエアグルーヴなどが近い印象。
キタサンブラックの走る典型的な配合で、そこにリファールのクロスを持っているため、距離の融通は聞くタイプ。
菊花賞でその真価を見たかったが結果的にパンサラッサの大逃げで展開が向いた天皇賞秋で初G1タイトル。
今回は話題で人気が集中する可能性が高いが、内枠に同型を多く抱えており、騎手の技量がかなり問われる。
また、母の父キングヘイローの産駒は能力は高いがシルバーコレクターというケースが多く、今回は恵まれて2着までか。
10.ジャスティンパレス
ディープインパクト×パレスルーマー(父:ロイヤルアンセム)
ディープインパクト産駒ながらどちらかといえばシアトリカルの血が濃く見える。前目でジリジリ伸びるタイプで、いかにも米血統の母と言った感じ。
ホープフルステークス2着ながらメンバーを鑑みるとその中で重賞戦線で戦えている馬もマテンロウレオのみで、中山が得意というには少し無理がある。
また、米国血統の牝系かつ有馬記念で馬券になった馬はクロノジェネシスとディープボンドのみ。
少々恵まれないと厳しいか。
11.ラストドラフト
ノヴェリスト×マルセリーナ(父:ディープインパクト)
英国G1馬×桜花賞馬の配合。
最後に勝ったレースがなんと2戦目まで遡り、近3年は勝ち星なし。
ノヴェリスト自身はドイツの歴史的名馬と言われていたが輸入後目立った産駒は本馬と17番のブレークアップ程度。
母も桜花賞のあとはマーメイドSのみと頭打ち感が強い。
12.ポタジェ
ディープインパクト×ジンジャーパンチ(父:オーサムアゲイン)
母は米牝馬ダート路線でG1を6勝。
母の父は米ダートを席巻するオーサムアゲインで、傾向では同じ祖を持つクロフネ産駒に近い。
大阪杯でついにG1タイトルをゲットしたように、荒れた馬場でも苦にせず伸びてくる力はあるが、楽に位置どりできるかが問題。
半姉ルージュバック(父:マンハッタンカフェ)は中山で2/4連対、掲示板に限れば3/4と好成績。AJCCでは後ろから来た馬たちが掲示板独占と馬場が合わなかっただけ。
人気馬で牽制し合い、足を溜めれればチャンスはありそうで、新馬戦を勝った中山で波乱を演出したい。
13.タイトルホルダー
ドゥラメンテ×メーヴェ(父:Motivator)
昨年は姉メロディレーンと出走。
結果として馬場も合わず5着。
押して勝つ競馬は母父モティベイターのもの。スタミナに富んだモンジューにスピードのあるシャーリーハイツを持った母系で父系もかなり恵まれている。
近走は天皇賞春、宝塚記念を制したが、どちらも先行馬の消耗戦。馬場が味方した面が強いか。
確かに消耗戦になればこの馬に分があるが、有馬記念は3角から5Fのロングスパートで、阪神ほどこの馬の味方にはなってはくれない可能性が高い。
もう少し内枠が欲しかった。
14.ボッケリーニ
キングカメハメハ×ポップコーンジャズ(父:ダンスインザダーク)
全姉ラブリーデイは宝塚記念の勝ち馬で、有馬記念5着。
前目で瞬間的に最速の末脚を叩き出すのは姉と同じ。前走は完全にパンサラッサにやられただけで、度外視可能。
常に重賞戦線で馬券に顔を出しているが、母系を遡ればリアルシャダイ、トニービンの晩成の血と思われる。全姉も初G1制覇は5歳で、当馬はずっと善戦しているだけにいつチャンスがやってきてもおかしくない。
とはいえ、キングカメハメハ産駒で有馬記念の最先着はレイデオロ、トゥザワールドの2着。
ロングスパートが求められる舞台では少々期待薄。
15.ブレークアップ
ノヴェリスト×リトルジュン(父:クロフネ)
ラストドラフトと同じドイツの歴史的名馬ノヴェリストに、4代母の産駒にロックオブジブラルタルがいる牝系で、日本ではあまり見ない独×米×英の配合。
前々で持久力を活かすのは明らかに父ノヴェリストの血。本格化してきており面白いが、同型タイトルホルダーは当馬より内枠。東京でG2勝って中山でかなり期待していたが、内枠が欲しかった。
16.ディープボンド
キズナ×ゼフィランサス(父:キングヘイロー)
昨年のきゃしーの本命馬。好枠で展開が向いた感じが強かった。
今年もローテは同じ凱旋門賞からの参戦。ヘイローとリファールのクロスで距離に融通が利き、かつ長く脚が使えるため、このコースは非常に向いているが大外枠なのがネック。
内側に潜り込めればいいが同型も多く、評価に悩む1頭。
以上です。
印
下記は印を少々。
基本は◎から◯▲への馬連で決めたいところ。
◎7.エフフォーリア
◯12.ポタジェ
▲13.タイトルホルダー
△4.アリストテレス
☆8.ウインマイティー