ANGERME 10th ANNIVERSARY TOUR 2024 AUTUMN 「ROOTS」 川村文乃 FINAL ☆KIRAKIRA☆
川村文乃さんの卒業コンサートに
ライブビューイングで参加してきました。
正直、今日の今日まで全く実感が湧きませんでした。
本当に卒業しちゃうんだなぁ……。
雑多ではありますが、今日の気持ちを残しておきたいので書いていきます。
前半戦は、☆KIRAKIRA☆を体現するように明るくて盛り上がる楽曲が多くありました。
(まさかこのまま楽しい感じで最後まで行くのか…?)
とほんのり思っているところに「交差点」の登場。
メンバーと一緒に客席も一気にしんみりムードに。
最初のわかなちゃんが泣いて途中で歌えなくなったのが、かなりぐっときました。
その後の鈴ちゃんが頑張って歌ってるのも良かったし、サビのところで笑顔で歌っていたのに途中で泣きそうになってるのも涙腺がやられました。
そして、後半はまた盛り上がる曲やらかっこいい曲やら懐かしのスマイレージ曲やら、また楽しいゾーンに突入。
あっという間に本編が終わってしまいました。
緩急が凄かったですね。
「しんみりするところはするけど、基本的にはキラキラ楽しく行くぞ」という意志を感じました。
そしてアンコール。
「あやの」コールで出てきたかわむーは何もかもが素晴らしかったです。本編ももちろん素晴らしかったのですが。
まず衣装が可愛すぎる。
ライトパープルと白をあしらったふわふわのドレスに、ストーンが散りばめられていてまさにKIRAKIRAしていましたし、短めスカートがかわむーのスタイルの良さを強調していたし、それでいてスカートの後ろに燕尾のようにリボンの裾が降りていて美しかった。
そしてどうやら衣装にお魚さんがいたようで(X情報)、川村さんの可愛さと美しさとアイデンティティを最大限に生かしているなと思いました。
そしてMCも素敵でした。
手紙ではなく、ファンの目を見ながら伝えたいことを明確にまとめて伝えてくれるその姿が印象的でした。
15年間アイドルをやってきたこと。アイドルをやっていて楽しいことも辛いことも涙を流すこともあったけど、全て無駄じゃなくて、宝物なんだということ。お金持ちになりたいと上京してきたけど、お金じゃ変えられないたくさんのものをもらったこと…。
余談ですが、この卒コンのタイトルを聞いた時、「かわむーの卒コンらしい」と思いました。
川村さんの立ち姿も、踊る姿も、歌声も、愛に溢れていて自分の思いに真っ直ぐなところも、川村さんのアイドル姿はどこをとってもキラキラしていました。
だけど、それだけじゃなくて、
川村さんのアイドル人生で起きた一つ一つのことが、
(たとえ辛いことや悲しいことがあっても)
全て宝物になっていて、キラキラ輝いているんだ…!
だからタイトルがキラキラなのか…!
とMCを聞いていて思いました。
川村さんのMCは、言葉も、声も、美しかったですね。
そしてMCが終わり、歌ったのが「夢見た15年」。
夢見る15年のアンサーソング&あやちょの卒業ソングというエモーショナルな曲を、
アイドル人生15年でたくさん夢を叶えてきた川村さんが歌っているのが、ピッタリでした。なんて素敵な選曲。
川村さんがこのタイミングで歌うからこそ、本来の楽曲以外の意味が加わって、
しかも過去形の「夢見た」が、もうすぐ川村さんのアイドル人生が終わることと合わさって…もう…。
このままだと迂闊に「エモい」と言ってしまいそうで、でも「エモい」で収めちゃいけない気もしているためこれ以上は控えます。
そして全員で出てきて歌い、メンバーからのMCをやり…。
いやぁ…。メンバーからのMCもぐっときました。
一人一人がメッセージカードにメッセージを書いて、それを袋に入れて、かわむーの衣装の背中につけるんです。
「私たちのメッセージがかわむーの背中を押せますように」って言いながら。
さっき「思いっきり背中押してよ」って歌ってた
川村さんの背中に。
泣いちゃうてこんなん。
川村さんの卒コンであり、10thツアーのファイナルというコンサートでしたが、
れらぴと鈴ちゃんのMCやブログからは、
「川村さんが卒業したあとはいよいよ年上組としてグループを支える。」
という気概を感じました。自身のパフォーマンスに厳しい目を向けているのがかっこよかったです。
最後は「スキちゃん」と「46億年LOVE」で盛り上げ、アンコールは幕を閉じました。
楽しい曲のはずなのに、寂しくなってしまうのはなぜなんでしょう。
こういう時って楽しい曲ほど寂しくなってしまいますね。
メンバーが楽しそうで、それがいっそう…寂しさを…(ここら辺ではもう涙を制御できていない)。
そしてダブルアンコールでかわむーが出てきてくれたあと、煙と共に消える演出。会場が明るくなってもなお残る余韻。姿のないセンターステージを見つめてしまいました。去り際まで美しかった。
川村さんの、「こういうライブがしたい」というコンセプトやこだわりがしっかり詰まった美しい卒業コンサートでした。ここからじわじわ卒業の実感が湧いてきてしまうんだろうな。寂しいな。