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手芸とDIYをはじめるときに役立つ乙女電芸部部長のリファレンス本

この記事はMaker Faire Kyotoで発表するために書きました。

普段乙女電芸部というDIYグループで電子工作+手芸の作品を制作したり、全国でワークショップを行ったりしています。Maker Faireでもいつもワークショップと作品展示がメインで、普段のものづくりの様子やTipsを他の参加者と共有する、というようなことがなかったので、初のオンライン開催にあたって、リファレンス本を発表してみようと思いました!

乙女電芸部が目指しているのは「主婦(夫)がはんだごてを持って家電を作りかえる」世界。そのために広く電子工作ワークショップをやっているのですが、電子工作はおろか手芸をする暇もないよ〜という方も多いはず。まずは身近なものづくりからはじめていただきたいので、今回は手芸やDIYの本を中心に紹介していきます。

紙や布を使って日常を楽しくするアイデアが満載!オーストラリア出身のアーティストHELLO SANDWICHさんの本です。彼女のライフスタイルは「ちょっとしたものづくりで生活がこんなにかわいく変わるんだ!」ということを教えてくれました。もちろん手芸レシピものっています。付録にかわいい10種の紙もついてきます!
乙女電芸部では毎年新しいワークショップをつくっているのですが、「身の回りにある素材と電子部品を組み合わせてとにかくつくってみよう!」という精神はこの本から来ているかもしれません。

この本には何度お世話になったかわかりません。手芸の始め方百科事典といってもいいくらいです。レジンや刺繍、粘土、編み物、ワイヤーなどなどあらゆる素材の使い方が書いてあります。玉どめの仕方から書いてくれているので本当に手芸初心者でも安心して読めます。モール工作やプラ板など、「小学生のときにやったよ」と思うような素材も、金具と組み合わせて立派なアクセサリーにしていたり、目からウロコのアイデアばかりです。ここまで網羅している本は他でみたことがないので、手芸上級者でも満足できる内容だと思います。

乙女電芸部はDIYグループと謳っているのでDIYの本も紹介します。DIY精神がベースにあるだけで、いわゆる家具づくりのようなDIYはあまりやっていないのですが、この本は自信をもっておすすめできます。家具づくりにあたって、レシピだけでなく図面のひき方、工具の使い方、塗料の選び方などを教えてくれます。図面集ものっているので、素材から無駄なくパーツを切り出す知恵のようなものも学べます。「下穴をあける」とか「仮固定にボンドを使う」などひとりではじめると失敗しがちなところを先回りして書いてくれている感じが心強いです。レシピの家具もちょっとしたインテリアになって作りやすそうなものが多いのでおすすめです。私はこの本のレシピ通りに家具をつくったことはないのですが、塗料の塗り方やエイジング加工などは度々参考にしています。

ものづくりをしたら写真撮影をして発表したいですよね。これは撮影テクニックの本です。カメラの基本的な知識から撮影方法、photoshopを使った簡単な加工方法までのっています。ハンドメイド雑貨の撮影がテーマの本なので、被写体の素材に合わせておすすめの撮影モードやあると便利な機材を教えてくれます。実例やQ&Aがたくさんのっているので、ハンドメイド作品の撮影で困っている方にはおすすめです!乙女電芸部でも最近撮影用の背景紙を導入するなど撮影をがんばろうとしているのですが、まだまだ実力不足を感じているので、もう一度熟読して実践します…!

どの本も少し前に出版されたものですが、中古で安く手に入るものもあるのでおうち時間の多いこの時期にぜひ読んでみてください!(できれば新品で著者に還元してほしいけど在庫少ないものもあるので…)
そして本を読んでつくった作品のことや感想を次回のMaker Faireなどでお話しできたら嬉しいです〜


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矢島 佳澄
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