現在私と彼は喧嘩中
きっかけ
詳細はかけないけれど、きっかけはとっても些細なことだった。彼の常識と私の常識が違っていたこと。そこでおわればよかったのに全然終わらなかった。彼が突然会話をやめてしまい、いつもの無視を察した私は丸一日時間を置いたのだ。
翌日と声をかけると彼の調子は戻っていた。以前、喧嘩をした際に私が後まで引きずってしまって再度微妙な空気になったことを覚えていて、あの時の二の舞にならないように明るい話題をと思って私についてのクイズを出したのだ。
彼はわからないと言うばかりで考えるそぶりが見えなかったため、答えを言った際に当ててよ~と絵文字付きで私が訴えた。
それが彼のしんどいメーターに振れたらしい。それっきりまた無視されるようになった。
翌日、喧嘩はヒートアップした。私は突然無視をされることを良しと思っているわけじゃない。不安で仕方がなかった。
そこで連絡を催促したのだ。この時点で最初の日から5日ほど経っていたと思う。だからより私は話し合いに応じてほしいと懇願した。
それがさらに拗れを生み、半月が経った。
そして今日、大晦日の夜を迎えている。
しんどいメーター
彼の無視は自分を守るために発動する。彼は傷つくことを極端に嫌うらしい。そして自分を守る間は私への思いやりは0になる。
考えられないと言っていた。それだけでなく、なぜしんどい時に私のことを考えなければならないのか。という考えだ。
彼のしんどいメーターが上がるのは私が感情的になって、追い詰めた時だ。
彼には以前、わかる嘘をつかないで、できない約束はしないで。と訴えられたことがある。
だから私も同じことを求めた。わかる嘘をつかないで。今回はそこで追い詰めたのだ。彼が返事をしない時間、彼のプライベートな時間について言及した。この時の私はそれをやっても良いものだと当たり前に思っていた。
私の不安は彼の無視から湧き上がる。彼に嫌われたと強く思う。
けれどそんなこと彼には関係ないのだ。彼は傷つくことから一旦目をそらしているだけ。
本当に嫌われたくないのなら私はその時間を待つべきだったと思う。
待つ苦しさ
待つことはそんなにも苦しいことだと、彼は知っているだろうか。
きっと知らないだろう。待っている間、私は何を信じて生きていればいいのかわからなくなる。そして食欲睡眠欲がなくなり、人間としての生活すらままならなくなる。
人に嫌われることを恐れる人間は、結局人とのつながりがないと生きていけない。そして他の人はこれを理解できない。
人からの愛を求め、無理をしてでも人への愛を与える。そして無意識のうちに期待をし、見返りを求める。そしてその中でも空回りばかり。
それが不安が強い人間の行動だ。
面倒くさい。その一言に尽きる。こんなに面倒くさい自分を自身だって好きになれないのだから、他人にとっては重いに決まってる。
私はそこまで気づけなかった。
半月かけた進展
彼に時間を与えると決めたものの、私が自分を保てなくなった日があった。その時に私の存在価値がないように感じられて苦しい、だから10分だけ話をする時間をもらえないかと訴えた。
どうしてもその時に無視をされるのがいやで、何時に電話をする。嫌なら言って。返事がないなら良いってことにする。
と追加でメッセージを送った。
結論で言えば彼から返事はきた。
けれどこれも険悪にする一つの原因ではあると思う。それでも私はもう苦しくて仕方がなく、誰かに頼るしかなかった。
この時の自分だけはたとえ間違った行動だったとしても、責めないでいてあげようと思う。壊れてしまいそうな自分を守るために必要な手段だった。
ただこの時、彼を責めることはしなかった。
私と彼の性格で交わらない部分を明確にし、そのうえで妥協点を探したいと伝えた。
20分ほどでメッセージのやりとりを終えたがこれが彼の心境になにか影響を与えたかはわからない。
少なくとも私には自分と彼を見直すきっかけになったと思う。
後日、私は2日なにもアクションを起こさなかった。
たった2~3日と思う人もいるだろう、それでも私にとってこの時間待てるのは大きな進歩でもある。自分に言い聞かせた。
私の愛は重いこと、それを向ける方向を間違ってはいけないこと。
私は彼のことを好きであること、彼はわたしと完全につながりを絶ったわけではないこと。
これを信じて待ってみることにした。
私は変わる
メッセージの内容ががらりと変わったと思う。
以前はさみしい、早く仲直りしたい。そんなものばかりだったが、それがさらに彼の足を遠のかせるのではないかと思った。
だからこれからどうしていく、彼の何が好き。そういうのを伝えることにした。
今でもメッセージが返ってくる日と見てもくれない日がある。
昨日年末のあいさつを済ませる旨を送ると、明日も見れるから送ればいいと言ってくれた。わたしはこれを信じて今日いくつか送ったが、未だ見てくれてはいない。正直に言うと、すごく悲しい。
何がだめだったのだろう、送りすぎたのだろうか。
今日は見てくれるとばかり思っていた。また、少し期待したのだ。
彼は別れ話をしてこない。
わたしは別れるなんて考えたくもないのだが、彼の状況を考えればそう考えているのではないかと思う。
それを私は気づかないふりをして、縛ろうとしている。
私は優しくなんかないのだ。彼が別れるというまでは私にもできることがあると思っている。今までの私とは変わるんだという気持ちが伝われば、まだチャンスに変えられるのではないかと、希望を持っている。
私の不安はなくならない。けれど彼のために、自分と彼を信じるところから始めなければならないと思う。
私の不安は後日、仲直りした時に枕元で少し訴えればいい。今はそう思う。
明日から年が変わる。彼から連絡はくるだろうか。
あけましておめでとうの言葉は虚空に消えるだろうか。
そんな怖さとともに今日わたしは生きている。
そして彼に送るのだ。
今年はたくさんの思い出をありがとう。大好きだよ。