買い物デー ピンキーリング
昨日は病院(精神科)の受診の日だった。
主治医が急遽お休みということで、
院長先生に診ていただいた。
せっかく私が落ち着き始めているのだから、
次の受診の2週間後まで、お仕事は半日勤務を継続して、
ゆっくりと過ごした方がいいのではないか。
息子のためにもその方が良い、というご意見をいただいた。
今日、お仕事を終えて帰宅すると、
息子は寝ていた。
最近、寝すぎなくらい、寝る。
お昼ご飯を食べて、私もうとうとしてしまった。
気づけば15時。
寝過ぎた。
確かに、落ち着きを取り戻し始めている私の生活であるが、
やはりまだ、生きている実感が湧かないことが多い。
なぜ自分はここにいるのか、なぜ自分は生きているのか、
全てが夢の中の出来事で、
他人が私の体をのっとって行動していて、
自分の意思で動いている感じがしない。
それでも、物を食べれば食器は汚れるし、
一日過ごすと汗をかく。
生きているのだなと、思う。
今日は、夕方から、駅へ買い物に行った。
ピンキーリングを買うつもりでいた。
私は、夫が亡くなってから、結婚指輪を外し、
夫のそれと一緒に大切にしまっている。
つけていてもいいのだけれど、
夫のと同じ箱に入れてとっておくことにした。
私は、昔のトラウマから、指輪に対してとても執着心があった。
夫に結婚指輪をプレゼントされた時はとても嬉しかった。
一生夫とお揃いのリングをして、生きていくんだなと思うと、
熱い思いが込み上げてきた。
でも、夫がいない今、私は指輪に執着することはやめようと思うようになった。
なんでかはわからない。
お付き合いしていた時から、左手の薬指にはリングがあったので、
外してみると、シワや日焼けができていた。
長年の薬指の勲章である。
しかし、いざ指輪を外すと、なんだか寂しいので、
自分で自分へのプレゼントとして、ピンキーリングをつけることにした。
お店では、私がなぜピンキーリングを探しにきたか言うこともなく、
自分の気に入ったデザインの指輪がないか、探した。
自分の位置からしかダイヤが見えないデザインのものがあり、
面白いなと思って、それにした。
ピンクゴールドの細いものである。
可愛いので、すぐに気に入った。
まだまだ残暑が厳しくて、
着るものに困ってもいたので、服も見てみることにした。
同じ店で夏の初めに買った青いブラウスが気に入っていたのだが、
ヨレヨレになってしまったので、
セール品になっていた色違いの白いブラウスを購入した。
1980円になってたかな。
もうしばらく、夏物の服が欠かせない気候となりそうだ。
そんな感じで、今日は買い物デーとなった。
息子は、3年の先輩とゲームの約束をしているらしい。
受験生なのに大丈夫なの?と聞いたら、
偏差値70あるから余裕だって、と返答が来た。
そりゃそうだわな。ま、お気をつけて。
私は、これからビール片手に夕食の準備をしようと思う。
夫が亡くなってから、
夫の嫌いだった、酢の物やマヨネーズを使った料理、
それに、キムチなども食べるようになった。
夫には申し訳ないけれど、食のレパートリーが増えて、
ちょっと楽になったような気もする。
それでは。