解体工事
自宅前の家の解体工事が行われている。3日目で、もうほとんど解体されてしまった。残すは奥の壁面のみ。
老夫婦が住んでいたけれど、ご主人が2月ごろに突然倒れて、救急車で運ばれたと思ったら、すぐにお葬式だった。奥様は認知症らしく、夕方お会いしても「おはようございます」だった。たぶん、ご主人亡き後、施設に入ったのだろう。
と言っても、会えば挨拶する程度で付き合いはなかったけれど、目の前なので、なんとなく状況はわかってしまう。
長く暮らしたのだろうけど、2月から解体に至るまでが早くてびっくり。あっという間に状況が変わってしまって、なんとなく悲しい。
家一軒壊すのなんて、あっという間。それまでの歴史なんてあっという間に消えてしまう。
誰かの心にその歴史が残ってくれているといいな。なんて、思っている人がいることさえ誰も知らないのだけれど。