今月はダメな先生になってみた
4月から習慣をつけようと盛り上げるかつ厳しさも取り入れてレッスンをしてきました。もちろんそれに順応できる子達もいれば、反抗的な子達もいます。
特に私が頭を抱えていたのが3歳児クラスです。座って言い聞かせる場面もあるのですが当然集中できるわけもなく、常にお友達同士で追っかけっこをしてしまう始末です。私自身も上手くクラスコントロールができていないと感じ、ストレスを感じてしまっていました。そのクラスの1人が私の異動と入れ替わりで退職した先生の生徒だったことを思い出し、引き継ぎ書を読み返すと「体を常に動かせば45分間集中してレッスンを受けることができる」と書いてあったのです。早速翌日のレッスンから歌のパート以外でも常に動き回って単語・構文を練習したのですが、いつもの倍の量で発話してくれたのです!研修ではこの年齢では躾も兼ねてメリハリをつけたレッスンを行うようにと言われていましたが、それで楽しめなかったり発話してくれないのであれば変えていくしかないと感じました。もちろん怪我しないように走ること、物を散らかしたままにすることは徐々にやめてもらうように引き続き指導していきます。
そこから「今週は厳しさを緩和して、緩くいこう」を心がけて、生徒達の話にいつもより時間を割いたり、ゲーム性を多くして楽しさを増やしました。そうすると自然と生徒達からレッスンの本題に戻るようになったり、私から本題に戻っても集中して取り組めるようになりました。時間は割いてはいますがやるべきことは達成できていますし、むしろスムーズに進んで私も楽しいかつストレスフリーでした。
割いた時間をもっと使えば練習もできるのですが、それで集中力が欠けてつまらなくなるのであれば意味を為さないと感じました。今月は様子を見て効果を感じたので、上手くコントロールしてレッスンのクオリティーを上げていきます。側から見たらダメな講師かと思いますが、生徒達の力を伸ばせるようにレッスンの中で試行錯誤しています。時に厳しくはもちろん必要ですが、お互いがストレスフリーでいることも大事です。明日から6月が始まり梅雨で疲れがどっと来るかと思いますが、無理せずに過ごしましょう!
Life is a never ending journey,
KSM