女の消費期限

サバ缶の賞味期限が2日切れていたが、賞味期限だから安心した。

豚肉の細切れの消費期限が23時までだったから今夜の夕食は、いやも応もなく焼きそばであった。

消費期限は、見た目が食べれそうでも品質が劣化しているものを指すそう。

20歳を超えてからやけに肌のくすみが気になる。

3歳の甥っ子の肌はニキビはもちろん、毛穴さえも見えないもちもち肌である。

その肌をみるたび、美白のサプリを飲んでも、オレンジを毎日食べてもその肌に戻ることはないのだと実感する。

「今は、結婚願望はないけど、いつか結婚したい」

「いつか子どもは欲しい」

そんなぼんやりとした夢を抱くが、女性の出産適齢期は、25歳から35歳で35歳を過ぎるとリスクが上がるらしい。

最近やけに夢で出産を経験しているのだが、これが現実になると思うと少し怖い。いや、とても怖い。　(夢の中では、3人出産済み！！！)

Youtubeで赤の他人の出産動画を見ると、泣けてくる。「母は強し。」とはこのことを意味するのかと。

そんな出産適齢期に着実と近づいている。

正直、誰かと結婚する未来も、自分の子どもを出産する将来も想像がつかない。

悲しいけれど、人間も食品と同じように消費期限があって、目の前に並べられている商品の消費期限が短いとみんな分かっているから、奥の商品に手をのばすように、取捨選択されるのだろうと。

そんなことを考えながら、1人で10皿分のシチューを作って2日で平らげた。