【第2話】初対面！アラサー、一目惚れをする
友達から彼の紹介ラインが届く。
・名前 かず
・年齢 1つ上の28歳(当時)
・LINEアイコン 愛車のようだ
よし！彼とのたわいのないやりとり数回でここまでの情報がわかった。
(少なすぎ(((^^;))
LINEを始めてから2日後、私達は会うことになった。
そこそこプライドの高い私。(だから独り身)
誘うことが出来なかったので、誘ってもらえて安堵。
嬉しかった。嬉しくて胸が踊る。
仕事もいつもの10倍頑張れた。
クレームを言ってくる客さえ、輝いて見えた。
お洒落なイタリアン店で待ち合わせ。
久しぶりの出会い、そして男の人と二人きりに
緊張と期待が高ぶってしまい、
待ち合わせ時間1時間前に到着済。
とても寒い11月終わり…冷たい風が吹く。
男子ウケをかなり意識して用意をしてきた
アラサーの私。
髪型はハーフアップにパールのピアス。
襟が白いレースに膝が少し隠れる紺色の上品なワンピース。
肌が少し透けて色気が隠せない、30デニールの黒いストッキング。そして、ウサギのような可愛さが溢れてしまうファー付きの黒いショートブーツ。
ただ…何が残念って。
薄手の可愛いコートがなく、おじさんが会社へ行く時に着るようなベージュのロングコートを着て登場。。。
(おじさんに謝れ)
『いやいやいや、コートのことはおいておいて、
男性でこのコーデが嫌いなやつはいないだろう。』
と心の中で呟いてしまう私。多少性格に難あり。
約束時間10分前、か、か、かずくん登場！！
その時！！！！！！！
私は人生で初めて雷にうたれたような経験をする。
みなさんは、こんな経験ありますか！？
そして心の中はこんな感じ
今では見なくなったが、芸能人で例えると俳優の成宮寛貴くんによく似ていた。 高身長で180cmはあろう。
コジャレてきたのか(←言い方！！) 上下グレーのカジュアルスーツを着こなし登場。
かず
『お待たせしました！はじめまして。かずです。
あの…かすみさんですか？』
私『は、は、はじめまして。かすみです。』
顔には出さなかったが、体も心もボルテージMAX。
寒い中待ちすぎて、鼻水がとまらなくなり
かんだティッシュを
右手で強く握り締めて、そっと見つからないように
ポケットに入れた夜のことでした。
【次回、遅くなりましたが、
婚約破棄アラサー女の
自己紹介をさせてください！！】
お読みいただきありがとうございます。
今日もお疲れさまでした。
良い夢がみれますように。
そしてあなたにとって
明日が良い１日になりますように。
