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テクニカル分析は羅針盤?未来を指し示すのではなく、進むべき方向を照らす

ドル円の週足チャートに線形回帰直線を描いてみました。

線形回帰直線…まるで羅針盤のよう?

線形回帰直線…まるで羅針盤のようですね。未来を正確に示してくれるわけではないけれど、進むべき方向を照らしてくれる。でもそれをどう解釈するかは、人それぞれだと思います。

「チャンネルラインを抜けたら相場転換!」なんて真顔で言われると、「ちょっと待てよ…」とツッコミを入れたくなります。だって、それが必ずしも真実とは限らないでしょ?まるで、羅針盤がいつも北を指しているとは限らないのと同じです。

チャンネルブレイクでも、トレンドラインブレイクでもそうですけれど、
ブレイク(トレンド転換)するときは、ラインを抜ける・・・(1)
これは当然のことですけれど、これを逆にして
ラインを抜ければ、ブレイク(トレンド転換)する・・・(2)
は成り立ちません

(1)から言えるのは、前後を逆にして、それぞれを否定したものである対偶関係のものです。
(1)から言えることはというと、
ラインを抜けなければ、ブレイク(トレンド転換)はしていない
です。
とてもとても、当たり前のことですね。

そもそも言えない(2)のようなことを言うから「相場の騙し」なんていう言葉を創造しなきゃいけないのかなと。

チャートは、過去の旅路を記録した羅針盤

そもそもチャートは過去の価格の記録でしかないんだから。未来を約束してくれる魔法の羅針盤ではないんです。だから、チャートから読み取れるのは、過去の旅路だけ。未来の旅路を正確に示してくれるわけではありません。

「こうなったら上がる」「このときは下がる」なんて、そんな断言はできません。だって、羅針盤だって、必ずしも正しい方向を指し示してくれるわけではないからです。

これまでに、いろいろなチャートパターンの組み合わせと、そこから近未来の変化を統計をとって調べみたことがありますが、良くてせいぜい50数%でした。まあ、組み合わせパターンの発想次第かもしれず、あたしの発想が貧困だったからかもしれませんけどねぇ。

でも、チャートを見るのは必要不可欠

だからといって、チャートを無視するのはナンセンス。過去の旅路を知ることは、これからの旅路を考える上で欠かせません。

私のチャートの使い方

私は、毎週チャートを眺めて、価格の過去の旅路を分析します。そして、**「この旅路はこれからも続くのか、それとも違う方向へ向かうのか」**を考えます。

もし今の傾向が続くと判断したら、それに沿って進んでいきます。もし傾向が変わると判断したら、別のルートを探したり、Uターンしたりします。

私は、これを毎週やります。

今週の私のリピートトレード戦略

ドル円週足チャートに線形回帰直線と1σの幅を描いてみました。

  • 回帰直線は右上がりで上昇局面です。

  • 価格はほぼ回帰直線の上にあり、この上昇局面のちょうど乗っている。

そんなことが理解できます。それで、こんなことを考えました。

  • この状況局面が続くとすれば、この回帰直線の上辺りを上下するだろうな。なので、リピートトレードは、このままロングで維持していいかな。

  • 160円を超えると介入警戒があるから、高値づかみを避けたいな。

  • 150円を切ってくると、いままでと状況が変わってくるかもなので、ポジション数を減らすかな。

具体的なリピートトレード戦略

  • 160円超え: パス

  • 153-158円: ポジション多め

  • 150-153円: ポジション普通

  • 145-150円: ポジション少なめ

  • 145円以下: パス

皆さんのドル円リピートトレード、成功をお祈りしています!

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