リモートセンシング入門おすすめ書籍
今日はたまに聞かれる「リモートセンシングについて知りたいのですが、どの書籍を読めばいいですか?」に答えようと思います。
ただ、この質問すごく難しくて、悩んだんですけど、いい本ありましたよ!!とりあえず最近リモートセンシング、とか衛星画像とか聞いたけど、何なの?と思ったら、この本を買って読んで下さい。Kindle版もあります。
この本には衛星画像、衛星データとはなんぞや、どんな応用分野があるのか、どんな解析ツールがあるのか、それぞれの最新情報(2022年6月)がわかりやすくまとめられています。対話形式で読みやすいのと、簡単な演習もついているので、ちょっと試してみたいなという人にもおすすめです。この本はリモートセンシングの中でも衛星リモセンについて書かれています。
上記を読んでなるほど、もう少し理論的に深めてみたいと思ったら以下の本に進みましょう。
この本は専門書なので、かなり読みにくくなりますが、リモートセンシングのデータ応用分野、プラットフォーム、センサ、画像処理、各種補正、画像解析手法に至るまでリモートセンシングの基礎を一冊にギュッと濃縮しています。日本語で読めますし、とても良い本だと思います。この本がすべて理解できれば、一旦リモートセンシングは理解できたと思っていいかもしれません。
リモートセンシングはデータの応用分野それぞれに専門書が存在します。私の専門は森林なので、森林分野のリモートセンシングで一冊選ぶとすると、この本です。
かなりのボリュームです。古い技術から最新の技術までその分野の専門家がそれぞれ執筆しており、網羅的です。前から後ろに通読するというよりは、参考書的にわからない分野があるときに参照するほうがいいかなと思います。
さて手を動かしてデータを触ってみようと思ったときにどの本が良いかなあといろいろ見てみたのですが、リモートセンシングはGISと違ってチュートリアル系の本が大変少ないです。というのも、手法が星の数ありますし、使うソフトが専門的であったり、なかなか一つのチュートリアルを示すのが難しいからだと思います。あえてあげるとすればこの本ですが、現在絶版ですかね…。
書籍ではないですが、以下のサイトは様々なデータ解析手法を大変わかりやすく書いているので、おすすめです。各種チュートリアルもあります。
あとはYou Tubeにも色々と解説動画等があるかなと思います。あんまり探してみたことないですが、活字があんまり…というタイプの人は探してみるといいと思います。
こんなところでしょうか。また何か質問がありましたらいつでも質問箱へどうぞ!
それではまた