技術士一次試験の勉強法
技術士になるためには2つの試験をクリアする必要があります。まずは全ての志望者は1次試験に合格しなければなりません。
どの分野の一次試験を受けるべきか
まず、技術士を取得するためには技術士1次試験に受かる必要があります。技術士1次試験に受かって申請すると技術士補という資格を持つことができて名刺にも記載できます。ちなみに1次試験はどの科目で取得しても、一度取得してしまえばすべての分野の2次試験が受けられるので、自分の最も知識量のある科目で取るのがおすすめです。
一つ注意点があって、1次試験に合格して技術士補を申請するときに「同部門の指導技術士の押印」が必要になるので、同じ会社に同部門の技術士がいない場合は技術士補申請ができなくなります。実際にその人の下で仕事するかは関係ないので誰か持ってれば良いんですけどね。(私も同じ会社だけど全く一緒に仕事したことがない人に頼まれて、指導技術士の印鑑を押してあげたことがあります)
技術士補の申請をしなくても一次試験に受かっていれば二次試験は受けられますので、申請をしないのであれば会社に同一部門がいなくても大丈夫ですが、二次試験受験時に経歴の証明を会社から受ける必要があります。
どうやって勉強する?
まずは基礎と適性というすべての受験生が受ける必要のある試験科目の勉強をします。私は以下のような基礎適性の問題集を1冊購入し、就業時間前に30分程度やっていました。入社後すぐから試験直前まで続けていたので、2周くらいはやったと思います。試験の内容は就活のときにやるSPIによく似ていた気がします。就活から時間を置かずに取るのが良いと思います。
専門科目は私の場合”森林”で受験者がそこまで多くない分野なので専用問題周が発売されていませんでした。もし発売されている分野、建設、下水道、機械、電子電気とかは問題集を買って勉強すればいいと思います。問題周が発売されていないレア分野の人は、技術士HPの過去問をやって、それぞれの分野の白書を通読しておきましょう。
買うと高いですけど、基本的にすべての情報は各省庁のサイトに公開されていますので、そちらを見ればタダです。私は基礎適性の1周目が終わった後に白書を読み始めました。過去問も一応全部解いたと思います。
忙しかったので就業前30分は本当に貴重でした。夜や休日は疲れてなんにもしたくなくなってしまうので毎日時間が取れる方法は良かったです。勉強の分野も広く量も多いので、継続的に勉強を続けられる方法で頑張ってください。コツコツやればそんなに難しい試験ではありません。私の会社ではほとんどの人が2-3年以内に取得していました。
なにか質問があれば質問箱(プロフィールにURLがあります)からどうぞ。
それではまた