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緊急来日

今週の火曜日学校にちょっとだけ行ってその後に、タバスコ買ったんですよ。スーパーを3つも回って見つけたタバスコをたっぷりかけてパスタを食べました。タバスコって結構高いんですね。

タバスコを買った火曜日の夜に大学から長いメールが届いて、要約すると、

「帰れる人は数日中に極力家に帰ることを学校側からは強く勧める。」

と書いてありました。帰れということはつまり、大学がこれから起こりうる事態に対して学生を守りきれない、と白旗を上げたことでもあるし、しかも数日中に帰れなくなる可能性があることを示唆するものでもあったからです。これは大事なんだなと思いました。

いつもぼんやりしている私もびっくりして、全く頭になかった帰国を選択肢に入れ始めました。今帰るべきか、何がリスクか、メリットはデメリットは?夫とも話をして、かなり精神的に追い込まれ夜もほとんど眠れませんでした。だって、そのたった2日営業日前に大学の授業が全部オンラインになるメールを受けたばっかりだったのに。

これからすべての過程がすべてオンラインで行われることは決まっているので、どこにいてもやれることは一緒です。帰れと言われたから帰るのか?ここで起きる非常事態も受け入れてこその留学では?荷物まとめるのがめちゃくちゃめんどくさいな。寮を出るのに3学期の分の寮費も払わなきゃいけないの?色んな気持ちがゴッチャゴチャになりました。不安でいっぱいになりながら、帰国便を調べてみたら、ANAの直行便往復で10万。これならなんとか買える、帰れる。イギリス生まれの公衆衛生学を含めトップクラスの知能が集まるUCLの先生たちが集まって決めた「帰れるなら帰れ」という決定は信頼している。だったら、帰れるんだから帰ればいいんじゃね?と最後は決心して、その足で帰国のチケットを買いました。

どのくらいで戻ってこれるのかもわからないし、また火曜日にねーと別れた友達とこの先もう会えないかもしれないなんて、明日からも寮でパスタ作ってタバスコかけて食べる気満々だったのに。タバスコって、あと1週間で帰ろうって人が買わないでしょ。もし私がいま不審死したら絶対に頭のいい刑事さんとかがそう言ってくれて、自殺の線はなくなるレベルだよ。もうあと3日で日本に帰ることになるとは。人生って、すごい。信じられないことばっかり起きますね。日本に帰ってからのことも、初日のホテル以外はなんにも決めてないので、うまく勉強に専念できる場所が確保できるといいなと思います。そして、ロンドンにまた戻ってきたら、まだ実現してなかったこといっぱい実現させたいです。

またね

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