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今日と違う明日、毎日同じ今日 新型コロナの騒動
昨日は今までの人間関係の失敗などなどを思い出して、眠れなくなり、ずいぶん遅くまで起きていた。ポッドキャストを聞きながら目を閉じていたらようやく眠れた。
実は昨日の夜、大学の全面的な授業停止が決まった。来月末から始まる通常の試験も行われない。全てオンラインに置き換わるとアナウンスがあった。先生たちがちらほらそんな話もしていたのだけれども、学内の学生に感染者が出たと言うアナウンスに続いてのすぐの発表だったので、結構びっくりした。学校閉鎖になるほどなのか、これは緊急事態だな、とぼんやりしている私でも十分に理解できた。
ぼんやりして「休みになろうがなるまいが、結局勉強するのは変わらないし」なんて、なんでもないフリをしていたけれど、昨日は夜眠れなくなってしまうし、今日は朝から具合悪いしで、「あ、これ、不安なんだ」と認めざるをえなかった。別に診断は受けていないけれどもASD傾向の強い私は予定変更が大の苦手で、精神的に不安定になってしまう。先の見えない状況の中で、不安にならないのも難しいことだと思う。不安になっても良い。しょうがない。
ボーッとニュースサイトを眺めていたら、なんとフランスのレストラン等全閉鎖のニュースも舞い込んだ。来月夫と一緒にフランス旅行するはずで、今日の午前中フランスのホテルを予約して色々計画を立てていたので、またもびっくりして、今日は一日中アニメを流しながらプログラミングをしていた。効率は落ちるがやらないよりはマシ、と言う勉強方である。(何故アニメなのかと言うと、こっちのNetflixの日本語コンテンツがものすごく少ないため、アニメしか見るものがなくなってしまったからである。現在の推しは映像研の金森氏。友達になりたい)
東日本大震災の時みたいに、何かものが壊れたわけでも、体育館に避難しないといけないわけでもない。電気もあるし、電車も止まってない。でも、あの時は、普通の日常がある場所が他にあるのは結構支えだった。人ごととして語れる人がいると言うことは、結構良いことなんだな、と思った。今回は全世界的にもう他人事ではなくなってしまった。どこもかしこも不安でいっぱいだ。
明日死ぬとしたら、今日は何をしたいか。何を食べたいか。誰と話したいか。別にウイルスはこのウイルスの前にだって普通にいた。麻疹やおたふく風邪やインフルエンザだって人によっては死に至るし、次の世代に影響を与えることもある。それを知っていても、反ワクチンを唱える人もいた。私がかかったデング熱だって、薬がないから対処療法しか治療法がない。今回のウイルスとおんなじだ。そもそも交通事故で死ぬかもしれないし、万が一死ぬかもなんていつでも一緒だ。毎日、明日は今日と同じじゃないし、その点だけに関して言えば、何があろうが毎日同じだ。
全くおんなじことを、わたしは東日本大震災で学んだはずだった。でも、なんとなく忘れていて、また今回思い出した。
こんな日は一番ホッとする映画を流すのが良い。南極料理人はわたしの精神安定剤。ご飯が美味しそうすぎて、夜見るとお腹減るけど、ホッとする。しかも、舞台のドーム富士基地、ウイルス生存できないから、あのウイルスにもかからない。完全に安全で平和な世界である。(違う意味でめちゃくちゃ危なくて閉塞感漂う場所ではあるが)是非見てください。
そういうわけで、これから数週間寮にこもって過ごす予定です。皆さんも健康に、安全に。
またね。