小説は喫茶店のコーヒーで漫画はインスタントコーヒーっていう例えが嫌い
ご無沙汰してます、kasuibunnkaiです。最近、東野圭吾さんの「ガリレオ」シリーズを読んで今4冊目のガリレオの苦悩を読んでいるところです。
人間はフィクション、ノンフィクションを問わず色んな物語に心を動かされ、感動できる素晴らしい生物だと思いますが、その物語には様々なメディアがあります。
小説、漫画、アニメ、ドラマ、落語、いろんな形がありますが、私がどこかで聞いた話には次のようなことを言っていました。
「小説と言うのは文字だけで我々が今その文のなかで何が起きているか想像して読み進めていかなければなりません。それは行ったことのない店のコーヒーを頼んで味わうようなものだと思います。 漫画は文字だけでなく、絵があり我々に想像の余地が残されておらず、さながら味を知っているインスタントコーヒーのようなものです。」と誰かがいっていたのを覚えています。(誰の発言かもわかりませんし、この発言であっているかも曖昧であります。)
私はこれは一見的を射るように思いますが、どこか引っ掛かります。まるで小説が崇高なもので、漫画が安っぽく聞こえてしまうところです。
私はどちらも面白いと感じますし、同じぐらい感動もします。なのでどちらが優れているというような例えは作品に対して無礼であるなと思うわけです。
以上です