日本は滅ぶのか、そりゃまぁ
柳井氏の発言がニュースになっている。
柳井氏が「少数精鋭で仕事するということを覚えないと日本人は滅びるんじゃないですか」と指摘。
それに対し、前沢友作氏は「逆のように感じる」と反論。著名実業家たちも参戦している。
この話、「滅ぶ」という言葉が強いためにネガティブ発言のように聞こえる。だが柳井氏は世界のスーパーエリートを呼んできて、少数精鋭のプロジェクトを起点に、突破口を開こうとしているのだ。
だが日本には、世界の優秀な人材は来ない。理由は一つ、日本語が難しいから。それだけでも、日本で生活するのは楽しくない。
安全や日本食は観光で味わえる。前澤氏の言う日本の良さをアピールやらは観光で何とかなる。前澤氏は現実的だ。それこそ前澤氏こそ、日本は限りなく小さな国になってしまうと思っているだろう。
日本は滅ぶのではなく、小さくなり、変質し、世界に滲んで溶けていくのだと思う。
日本がこのまま維持されると思っている人に……。
2020年の1億2,615万人から、 2070年には8,700万人に減少すると言われている。
これは3,915万人も減るということだ。毎年、78万3,000人減るということでもある。だが、3年2024年1月1日時点の日本の総人口は、外国人を含め1億2,488万5,175人とさほど減っていない。年末年始の差があるため3年で計算すると、毎年42万1,608人の減少だ。これは大減少期には、火葬場が足らなくなるくらいバタバタと人が、「寿で」亡くなることを意味している。
(引用)将来推計人口(令和5年推計)の概要 厚生労働省PDF4枚
内需の会社は仕事がうまくいかなくなり、デフレは加速し、それでもハイパーインフレという言葉で、国民預貯金への政府出動は抑えられ、給料が減り、おまけに首はきりやすくなる、かもしれない。
下がったものは上がる、という説明もあるが、人口は株価ではない。生態系のピラミッドのバランスのように、捕食者は減り基調にはいったら戻りにくい。2人親が一人の子供を産んでいる社会が、必ず全員結婚して全員3人子供を生む時代が来なければ、1億2,000万人には戻らない。
もう、戻らねぇんだよ。
きっと上がる、わけがない。上がる要因はない。人に希望がなく、国の経済は弱く、個人に自信がなければ、ただ人口は減っていく。