春日の婚活日記:K-POPバーで上流サブカル女子を探すの巻
今日、僕は「上流サブカル女子」を見つけるために、勇気を振り絞ってK-POPバーに行くことにした。
なぜかというと、サブカル女子といえば、音楽とかアートに詳しくて、なんとなく洗練されているイメージだし、僕の人生も少しはお洒落になるかもと思ったからだ。
バーの前に着いたとき、僕はちょっと緊張した。
外から見た感じ、店内には派手なネオンと若い人たちがいっぱい。
K-POP?全然詳しくない。
唯一知ってるのはG-DRAGON の『 WHO YOU?』くらいだ。
だけど、ここでサブカル女子を見つけるなら、今しかない!
僕は思い切って扉を開けた。
店内にて
中に入ると、壁には韓国アイドルのポスターがズラリ。
耳には大音量のK-POPが流れていて、何を話しても自分の声がかき消されそうだ。僕はまずカウンターに座り、ビールを注文した。周りを見回すと、すでに何人かの女性が楽しそうに踊っている。
彼女たちは間違いなく、K-POPに情熱を注いでいるタイプだ。
だが、僕が探しているのは、「上流サブカル女子」だ。
きっと、どこかにお洒落で知的な感じの女性がいるはず。
例えば、フランス映画の話とか、インディーズのアーティストのライブについて語ってくれる人。そういう人となら、きっと僕も上手く会話ができるはずだ。
ターゲット発見!
しばらくして、僕の目に留まったのは、少し離れた席に座る黒縁眼鏡をかけた女性。
手には何やら分厚い本を持っている。
おお!この本は…村上春樹の『ノルウェイの森』じゃないか?
しかも、アイドルに夢中になる他の客たちとは一線を画して、静かに飲んでいる。
これだ、間違いない。彼女こそ、僕が求めていた「上流サブカル女子」に違いない。
勇気を出して彼女の近くに移動し、声をかけることにした。
春日:「あの…その本、村上春樹ですよね?僕も読んだことあります!」
(彼女はちらりとこちらを見たが、特に反応は薄い。だが、負けてはいられない。)
春日:「K-POPとか、普段聴きますか?実は僕、最近興味を持ち始めたんですけど、全然詳しくなくて…」
(彼女はようやく微笑みを浮かべる。)
サブカル女子:「K-POPも好きだけど、最近はもっとディープな韓国インディーズにハマってるの。例えば…Cigarette After Sexの韓国版みたいな感じのバンドとか。知ってる?」
春日:「えっ…ええと、Cigarette After Sexって、タバコの話ですか?」
(彼女は一瞬きょとんとした顔をして、それからクスっと笑った。)
サブカル女子:「違うわ。それはバンド名。まあ、あなたも少しずつ分かるようになるんじゃない?」
僕はこの瞬間、自分の「サブカル力」が完全に不足していることを痛感した。
と同時に、彼女が放つ「お洒落で知的な雰囲気」に圧倒され、焦り始めた。
春日の反省:
・K-POPバーではK-POPをもう少し勉強しておくべきだった。
・「サブカル女子」との会話に入る前に、もっとディープな音楽知識を身につける必要がある。
・だが、サブカル女子の微笑みをゲットできたので、次回も挑戦あるのみ!
今日は少し踏み外した感があったけど、上流サブカル女子を見つける道はまだ続く。