【J1昇格POに向けて】ファジアーノ岡山について、岡山サポに直接質問してみたーー!!

1.はじめに

どうも、僕です。
いよいよJ1昇格PO1回戦、vs岡山戦が今週末に迫ってきましたね!しかもホーム開催は初という事で、否が応にも気分が高揚してきます。

さて、大変ありがたい事に、1回戦で対戦するファジアーノ岡山サポのゼロファジ(@ZeroFagi)さんより、「互いに相手チームについて知りたい事を質問し、その回答を記事化して、対戦に向けて盛り上げる企画をやりませんか?」とお誘いをいただきまして、この記事を作成している次第であります。

以下では、私からの質問内容に対し、ゼロファジさんから頂いた回答を記載していきます。
この記事を読んで相手を知り、来る12月1日の本番に向けて気分をアゲて行きましょう!!
(※ゼロファジさん側では、ゼロファジさんからの質問に私が回答した内容について記事化して下さっています。そちらも併せてご覧いただけますと幸いです)

2.質問に答えていただきました!

以下①〜⑨までの9つの質問に対して、丁寧に回答していただきました。
今現在のファジアーノ岡山がどういうチームかを知りたい方必見です!それでは、どうぞ!



質問①
今季、一度もPO圏から外れる事なく、上位に居続けられた要因は何処にあると捉えていますか。

今年の木山ファジはこれまでのどのチームと比べても明らかに辛抱強さが抜きんでていると思います。
クリーンシートが20試合を数えたことがその証拠で、イーブンな展開から先に失点を許さずねばり強くゲームをモノにすることができる。そうした特徴こそが、上位をキープし続けられた一番の要因だと考えています。
また、木山監督が就任して3年目ということもあり、「相手のコートでサッカーをする」というコンセプトをかなり実現することができるようになりました。それに適した選手をそろえられたことももちろんですが、ベンチメンバーの顔ぶれも歴代トップの陣容となっており、長年の懸念材料であった「ベンチが薄い」問題に回答できるようになったことも大きいと思います。


質問②
岡山のフォーメーション、攻撃・守備のやり方を教えて下さい。

基本的なフォーメーションは3-4-2-1です。
オプションとして、リードしたゲームの最終盤で4-4-2とするケースもあります。
またハイプレスの枚数合わせにおいては、3-1-4-2も若干披露することがありました。

攻撃においてはポゼッションにはあまりこだわらず、ショートパスを繋いでいくスタイルをメインと
していません。ロングボールをスペースに流すケースが多く、押し込んでからコンビネーションを
使った崩しが多い印象です。ただ、ポゼッションにこだわらないとはいえ、後方でボールが持てるかどうか?はチームの調子をかなり左右しますので、それを可能にするメンバーがゲームに出られるかどうか?はポイントになりそうです。

守備においてはハイプレスを基本としています。
一時、ブラジル人選手の離脱もあり不安定になった時期もありましたが、夏の移籍の補強を経て、
ポゼッションを得意とするチームに脅威を与えるハイプレスをしかけることができるようになりました。


質問③
12月1日はどういうメンバー構成で臨むと思いますか。

おそらく、ベストメンバーが組めると思います。
GK:ブローダーセン
DF:鈴木、田上、阿部
WB:末吉、本山
シャドー:岩渕、木村
FW:一美

少し読めない起用としては右WBがどうなるか?というところです。
長らくスタメンをキープしていた柳貴博が外れ、その間本山がポジションを得ました。
最終節から3週間空いたことも踏まえると、柳が実戦を離れた期間がかなり長くなるので、いきなりPOで実戦復帰するとなると結構ハードルが高いようにも思われます。

代わりに出ていた本山は身長こそありませんが、身体能力に優れ、スピード・スタミナはチーム屈指です。
ワイドで切れ味のあるアタッカーと対面してもついていけるだけど能力があるので、PO1回戦では本山が起用される可能性が高いのかなと思っています。


質問④
岡山のストロングを教えて下さい。

岡山のストロングはハイプレスです。
山形との前回対戦、前半のように、ポゼッションに強みのあるチームをハイプレスで封じることができれば、こちらのストロングを押し付けたゲームが展開出来ます。自ずと流れを引き寄せることができ、チームがリズムにのりやすくなります。


質問⑤
④に関連して、ストロングを発揮するためのキーマンはどの選手ですか。(複数居れば全員教えて下さい)

岡山のハイプレスがストロングであるためには、一美・岩渕・木村の3人がそろう必要があります。
この3人は長い時間強度を発揮できるベストな組み合わせで、代わりとなれるタレントはいません。


質問⑥
⑤で挙げた選手がキーマンである理由を教えて下さい。

一美はハイプレスもそうですが、グレイソン離脱の後一時白紙になりかけた中央でのポストワークを軸としたコンビネーションを可能にする貴重なタレントです。彼の役割の代わりを務められる選手は見当たらず、ルカオが出てくればルカオがいるヴァージョンにモードチェンジします。

岩渕はまったく手を緩めることなくプレスをかけ続けられる走力・献身性・マインドをもったチームの核です。
今季14点マークしたように、岡山における最高のフィニッシャーでもあります。とにかく、シュートが上手い。

木村は得点力にやや難があるとはいえ、プレスの強度的に岩渕とそん色ないプレーヤーです。また、ドリブラーなのでサイドでの1on1で強みが出せますし、最近あまりみなくなった「もう一歩前に足が出せる」タイプ。
他の選手が諦めるところをもう一歩前に出ようとする、そんなプレーが魅力です。最近は、斜めに走ってボールを引き出すプレーが効果的で、相手を崩すための貴重な武器になっています。
また、山形では得点したのに記録から消え悔しい思いをした選手でもありますので、ぜひこの舞台であのときの悔しさを晴らしてほしいと思っています。


質問⑦
岡山サポーター目線で、山形のストロングとウィークは何処にあると認識していますか。

山形はボール保持率が高いと聞きました。そして9連勝を記録したようにゲームを勝ち切ってきた経験があります。
ボールが持てる前提となれば、土居-ディサロのコンビネーションや、左右のSHの立ち位置、下りてくるディサロなどこちらが捕まえにくいポジションでボールを回せるようになるのかな、と推察しています。

逆にそのストロングを出させないようにすることができれば、そこが逆にウィークになるのかなと考えています。
具体的にはGKやCBへのボール、ボランチへのボール、SBへのボールに対し、組み立てを自由にやらせないことができれば山形がリズムに乗りにくくなるのかな、と。


質問⑧
⑦に関連して、山形のキーマンは誰だと捉えていますか。その理由も教えて下さい。

誰がゲームに出るかわかりませんが、両SBがポイントになるんじゃないか?と思っています。
それは先述のとおり、こちらのハイプレスを回避して山形がボールを運ぶ際、一番やっかいになりそうなのがSBじゃないか?と思うからです。


質問⑨
試合展開と予想スコアを教えて下さい。

山形のポゼッションに対し、ハイプレスを仕掛ける岡山がペースを握ります。
イーブンで進んだ後半に岡山がセットプレーから先制し、0-1のクリーンシートで勝つ!
みたいなことになればいいなと思っています。

岡山は先制点が取れるかどうか?でほとんど勝負が決するタイプだと思います。レギュラーシーズンもそうでしたし、リードすればクリーシート20試合の強みも活かせるだろうと。しかし、逆に得点力の伸び悩みが成績を伸ばしきれなかった一番の要因でしたから、そこがどうなるか。

また、イーブンの展開で辛抱しつつ先制を狙うのも得意なので、とにかくなんといっても先に失点しないこと。前半は0-0でいい、くらいの気持ちでいようと思っています。粘ってなんとか勝ち越し、逃げ切る。そうなるのが理想的なシナリオだと思っています。

山形のみなさん、どうぞよろしくお願いします!

3. 最後に

如何だったでしょうか。
現在のファジアーノ岡山の事がよく分かる内容でしたね。
私自身も警戒していますが、やはり岡山サポさんもハイプレスをチームのストロングポイントだと認識されている様です。
そして、クリーンシートが実に20試合と、守備時の粘り強さと我慢比べが得意な岡山。
我が軍のスタイル的にも、相手の土俵で戦ってしまうとかなり分が悪いので、やはり先制点を取って相手を焦らし、組織に綻びを生じさせたい所です。

互いのチームとサポーターが、互いの意地とプライドを掛けて激突するPO1回戦。
ファジアーノ岡山並びに岡山サポーターの皆さん、熱い戦いを繰り広げましょう!よろしくお願いします!!

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