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カストリ書房移転クラファン応援メッセージ・石川真紀 様

移転に際して開催したクラファンには、様々な分野から応援メッセージを頂戴しました。クラファン本文でもご紹介していますが、改めてこちらでもお伝えしたいと思います。(なおクラファン本文では五十音順にご紹介したので、こちらでは五十音逆順でご紹介します)

前回の紙芝居の○○一味様に続いて、今回は石川真紀様(Twitter)をご紹介させて頂きます。以下頂戴したメッセージです。

渡辺豪さんと初めてお会いしたのは、開業まもなく取材でお訪ねした2017年初月のこと。 白無地の暖簾に毅然と佇む商号、そして、初対面から半刻足らずの滞在中、「いつか朗読配信をお願いしてもよろしいものでしょうか」と依頼予告を口にされるまでに距離を縮めてくださる人間力が心に刻まれる邂逅でした。
時を重ね、満を持してのご依頼を受け、田村泰次郎『鳩の街草話』の朗読に取り組んだ次第です。目標に向かって歩みを進める方は、成し遂げる信念と、簡潔かつ雄弁に発信する言葉とを併せ持っておられ、双方を兼備する方こそが次なる出会いを引き寄せ得るのだと実感します。
性=生をめぐる史実を語り継ぐことの意義、類を見ないチャレンジ、時代を共有する者同士の緩やかな絆・・・その趣旨に賛同し、お伴させていただいております。

元文化放送アナウンサーである石川さんは、既に広く知られる存在ですが改めてご紹介させて頂きます。2022年に同社を退社され、現在は独立(オフィシャルHP)されています。カストリ書房がオープンした2016年9月から半年後弱となる2017年の年明け、文化放送『福井謙二グッモニ』のコーナーで石川さんが特派員として来店され、弊店を取材して下さいました。

映画で観たようなマイクが今も現役だったことに驚きました。

少し遡りますが2011年の東日本大震災時、スマホの有用性について注目された一方で、オールドメディアであるはずのラジオにも注目が集まりました。

余震続きで輪番停電なども計画され、緊張が解けなかった当時、省電力で視角を奪わないラジオの特徴は、他のメディアが持たない長所でした。私も出勤前や仕事中に情報収集をはかっていましたが、各社のラジオの中からいつしか選んで愛聴していたのが、落ち着いた雰囲気を持つ文化放送さんでした。石川真紀さんというアナウンサーを存じ上げたのも、この時。一リスナーだった私が、およそ6年後にご縁を頂戴して嬉しかったことを覚えています。石川さんと世代もおおよそ同じで、同じ東北出身という点から一方的にシンパシーを感じていました。

視角を奪わないメディアの可能性を覚えた2011年ごろから、いつか聴覚コンテンツを企画制作したい思いがありました。2017年のご取材時にこうした企図をご説明し、いつかお仕事をお願いしたいと厚かましくもご相談申し上げた次第です。昨年2022年から遊廓や赤線に関連する文芸作品のオーディオブック企画を目下進めています。石川さんの応援コメントにもありますが、田村泰次郎の『鳩の街挿話』を朗読して頂きました。カストリ書房を介してご縁を頂戴したことで、10年越しに企画が実ろうとしています。

この場を借りて、暖かいメッセージを下さったこと、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

ご共感頂けましたら、クラファンへのご支援をお願いします。