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原発依存の是非(2024/9/20)

今回の自民、立憲民主両党の党首選挙の論点の一つでもある原発依存の問題についてです。

要約は、

日本はエネルギー安全保障や地球温暖化対策を理由に、原発依存を強化しているが、福島事故の教訓からそれが合理的か疑問視されている。

原発は安全対策や資材費の高騰でコストが高く、特にフランスや英国の事例では建設遅延と予算超過が続いている。

核のごみ問題や事故リスクが依然として解決されておらず、原発依存が本当に将来にプラスになるか、政治家は明確な回答を求められている。

東京新聞 9/20 https://www.tokyo-np.co.jp/article/355347?rct=editorial

新聞での世論調査では、原発再稼働、新設ともに反対という意見が多いようです。

コスト高や使用済みのごみ処理の問題などでデメリットがあるにも関わらずなかなか「脱依存」が進まないのは以下のような理由があるためのようです。

  • 原発は安定した電力供給を提供するため、急激に再生可能エネルギーへの転換が難しいこと。特に、太陽光や風力などの再生可能エネルギーは天候に左右され、現行の技術では原発に匹敵する安定性を確保するのが難しいとされているため。

  • 原発に関わる企業や自治体、政治家などの既得権益が大きく、特に電力業界や地方自治体にとっては原発関連の収入や雇用が重要な要素となっているため、利害調整が困難であるため。

とはいえ、エネルギーの転換は急務であり、技術の進歩により再生可能エネルギーへの投資・開発を拡大していくことが将来の安定した電力供給につながるのではないでしょうか。

政治家には日本の将来を見据えた取り組みに期待したいと思います。


お読みいただきありがとうございました。

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