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現行保険証の廃止(2024/10/18)

マイナ保険証の導入に伴い現行保険証の廃止まであと2ヶ月となりました。

社説では、批判の立場で以下のように述べています。

現行の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに一本化する政策が進められているが、自治体や医療機関での混乱やトラブルが頻発している。

マイナ保険証の利用率が低く、オンライン資格確認の義務化により民主主義の手続きを踏まない強引な政策運用が問題。

現行保険証の存続について、衆議院選挙で国民の判断を仰ぐべきだ。

東京新聞 10/18 https://www.tokyo-np.co.jp/article/360771?rct=editorial

この件については、国会審議や議決がなく厚労省の省令で決定されたということが唐突感があり問題とされています。
前のデジタル大臣の頑なな態度も批判を呼んでいましたね。


「マイナ保険証」のメリットを調べて整理すると以下の点が挙げられます。

  • より良い医療の提供: 過去の薬剤情報や健診結果などのデータが医療機関と共有されることで、患者一人ひとりに合った最適な治療計画を立てることが可能になります。

  • 高額医療費の窓口負担軽減: 限度額適用認定証がなくても、高額療養費の自己負担限度額を超える支払いが自動的に免除されます。

  • 医療費控除の簡素化: マイナポータルで医療費情報が自動入力されるため、確定申告の手続きが大幅に簡略化されます。

  • 保険証の切り替えの手間削減: 就職・転職・引越しの際に、新しい保険証の発行を待つ必要がなく、スムーズに医療機関を受診できます。

  • 健康管理のサポート: マイナポータルで自身の医療情報を閲覧・管理することで、健康状態の変化に気づきやすく、予防医療にもつながります。

  • 災害時における医療アクセスの向上: 保険資格情報がオンラインで確認できるため、災害時でも保険証を紛失した場合でも、医療機関を受診しやすくなります。


ただ、経緯を別としてこのような「マイナ保険証」導入のメリットを考えれば、ソフトランディングで現行保険証との併用で進めていくことができればもっと理解が得られると思うのですが、なんとかならないものでしょうか。


今回もお読みいただきありがとうございました。


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