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東大の学費値上げ(2024/9/30)
学費の値上げの話題。
昭和54年でしたか、自分が大学入学の年、学費値上げ反対運動が起こり学内ロックアウトで1年の時の試験は中止だったことを思い出しました。
今回も学生の抗議集会など反対運動が行われているようですね。
さて、社説の要約は、以下の3点。
東京大学が2025年度に授業料を約20%値上げする背景には、国からの教育予算が少ないことが原因とされている。
国は高等教育の予算をもっと増やし、防衛予算のような他分野への過剰な支出を見直すべきだ。
学生支援の強化策も提示されているが、詳細が不明確で、よりきめ細かい支援が必要とされている。
ここからは自分の思ったことです。
値上げについてはやむ得ない措置なんでしょうけど、やはり反対です。
東京大学の授業料値上げは、大学運営の厳しさを反映したものであり、理解できる面もあります。しかし、これが学生やその家庭に与える影響を考えると、慎重になるべきだと感じます。
特に、日本の教育費に占める公費の割合が低いことが背景にある現状では、まずは政府が教育への公的支援を強化することが優先ではないでしょうか。
日本では高齢化社会が進み、社会保障費が大きな課題となっていますが、その一方で、未来を担う若者の教育にも十分な投資を行わなければ、国全体の発展にも悪影響が及ぶ可能性があります。
国立大学は本来、家庭の経済状況に関係なく進学の機会を提供する役割を担っています。その役割が揺らぐことは避けたいところです。
授業料の値上げは、特に中間層や低所得層の家庭に大きな負担を強いることになります。
大学が打ち出す支援策も重要ですが、それ以上に国が教育を支える仕組みを強化することが求められます。
未来を担う人材に投資することは、長期的には日本全体の利益に繋がるはずです。
授業料を上げる前に、教育予算を見直し、公費による支援を優先して充実させることが最善の解決策ではないでしょうか。
今日もお読みいただきありがとうございました。