【麻雀】Mリーグ選手の雀風をクラスタ分析してみた
長いゴールデンウイークの「ステイホーム」中に、勉強がてら、ちょっとした分析をしてみたので、掲載してみる。
Mリーグとは?
「Mリーグ(エムリーグ)は、競技麻雀のチーム対抗戦のナショナルプロリーグ。麻雀のプロスポーツ化を目的とし、2018年(平成30年)7月に発足した。(wikipedia)」私も、AbemaTVなどで観戦しているのですが、それぞれの選手のキャラクタや打ち方に特徴があり、「雀風=打ち方」を統計的にグループ分けできないか?と、分析してみました。
引用元の統計データ
今回分析に使ったのは、Mリーグ公式サイトにある(こちら)選手ごとのレギュラーシーズンの統計データである。個人ごとのサンプル数は、10~30試合をもとにしたデータなので、統計的な優位差など厳密を考えるのは難しいので、笑って楽しんでいただければと思います。
雀風分析結果
まず、結論から、4つぐらいのグループに分けるとすると、こんな感じになりました。
統計情報の中から、プレイヤーの意思で変えることができる「副露率」「リーチ率」「放銃率」を変数として、クラスタ(グループ)を作成した。順位は、結果系の指標なので除外。また、打点・放銃打点については、シーズン中の役満などの影響が大きく反映されることもあるため、除外。
雀風ごとの特徴について
「ある打ち方をすると強い」ということが見えてくるかと、平着のランキング、Top率、ラス回避率をクラスタ毎に見てみた。
結論:一概には言えない。どの雀風でも強くなれる。
鉄壁型は、平着順位の上位と下位にばらけるが、平着Top10のうち、4人がこのタイプ。次いで、副露型が上位に食い込む。どちらも、放銃率が低いことが、安定した成績を出すポイントのようだ。
積極参加型は、放銃率が高いため、ラスも多いが、トップもそこそこ多く、結果、平着では真ん中で安定している。
面前型は、Top率もラス回避率も高くなく、中くらい。
放銃打点についても、雀風ごとの分布をみてみたが、打点に関して副露型が低い、ということ以外、面白い発見はなかった。
個人ごとの頻度 x 点数(打点・放銃)
放銃特徴:積極参加型は右上で、頻度も点数も高い。一方、鉄壁型は左下で頻度も点数も低い。だまのかわし手には、打ちこんでいるが、リーチには撃ち込んでいない?
打点特徴:今シーズン、役満を上がった選手が上に固まるが、その中で村上選手が上位に食い込んでおり、平均打点の高さがうかがえる。また、雀風には依存せず、高宮選手・多井選手・前原選手・小林選手の上がり率の高さは、他の選手から抜きんでている。
最後に
本分析は、個人的な趣味の範囲で実施したものなので、こまかな突込みはご容赦ください。
なお、ここで分析した数字は、こちらのサイト(Tableau Public)に公開しております。