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RG エクシアリペア

「機動戦士ガンダム00」において最も象徴的なMSはなにか。この問の答えはやはり「ガンダムエクシア」であろう。

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機動戦士ガンダム00は4クールを2分割する形で放送され、ガンダムエクシアはその前半、ファーストシーズンの主人公機である。特徴的な背中の動力源GNドライブ、肩や太もも、スネに配置されたリボン状のケーブルや各所に配置されたクリアグリーンのレンズパーツなど、海老川兼武氏によりデザインされた機体はそれまでのMSデザインとは一線を画すものであった。
ストーリーでも「実体剣を含む7つのサーベルを装備した近接戦闘特化型MS」の設定が活きる演出があり、主人公機としての役割を十二分に果たしている。

後半のセカンドシーズンでは主人公機の座をタイトルの名を冠した「ダブルオーガンダム」に譲ることになるのだが、私がガンダムエクシアを「ガンダム00において最も象徴的なMS」と評するのは、セカンドシーズンにおいても非常に重要な役割を果たしているからだ。それはセカンドシーズン第一話がガンダムエクシアで始まり、最終話がガンダムエクシアで終わることからも読み取れる。

今回制作したキットはそのセカンドシーズン第一話で印象的な登場の仕方をする「RG ガンダムエクシアリペア」

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ファーストシーズン最終回で損傷したガンダムエクシアを刹那・F・セイエイが補修をしながら使い続けた機体であり、至るところで消耗度合いが見て取れる。特に目を引くのがティエレン(他のMS)のカメラを流用した右目とマントでカムフラージュされた左腕。

このキットは、先立って発売されたRGガンダムエクシアにリペア用改修パーツを組み込むことで作成することができる。改修パーツは特徴としてあげた左腕のマントや右目のレンズ、各部ダメージ加工がなされたパーツや、先端の折損したGNソードが含まれており、一部はパーツを取り外す・組み付けないことで破損状態を再現することができる。

RGよりも前にMGでリペアを再現することができる「イグニッションモード」も発売されているが、後発となるRG版のほうが各部追加パーツが多く使われている印象。

https://bandai-hobby.net/item/3602/

RGエクシア自体が、極薄のフィルム状パーツによるリボンケーブルやクリアレンズ&リアリスティックデカールを多用した表現により設定画の魅力を余すことなく立体化した良キットとなっている。そこから「足し算(追加パーツ)と引き算(パーツの取り外し)」を駆使して再現されたエクシアリペアは劇中の活躍やその改修に至るまでの道筋をイメージできてとても良い。

特に、私自身がエクシアをとても好きなので、リペアパーツの発売が決定した時点でエクシアを二個買いしていたくらいだ。思えば、HGエクシア、HGエクシア(GNアームズ同梱版)、HGエクシアR2、1/100エクシア、RGエクシア、RGエクシアリペアとエクシアだけでかなりの数のキットを作っている。そしてまだRGエクシアR2、R3とMGエクシアが手元にある。そして先日メタルビルドが発売されたエクシアR4も、いずれRGかMGで出ることがあるかもしれない。というか出してくれRGエクシアR4。

ガンダム00ファンならば印象的な再登場で沸かせてくれたエクシアリペアは手に取りたくなるMSの一つであり、組み立ててほしい一品。

なのだが。

改修パーツは例によってプレミアムバンダイ限定キットになっており今では手に入りにくい。そういえばソードインパルスガンダムのときにも同じ話をした気がする。

確実に手に入るのが魅力ではあるが、欲しいときに気軽に買えないので痛し痒しですね。

ということで今回はこのあたりで。

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