カソークWebinar 4月23日開催報告
4月23日(火)、カソークにご登録いただいている方向けに、ウェビナーを開催しました。今回のテーマは「副業が決まりやすい職務経歴書のポイントは?」。これまで1,000通りを超える職務経歴書を見てきたカソークの関が解説。4年間副業やフリーランスとしてスタートアップのバックオフィス全般を担った経験のあるEmiriさんにもお話を伺いました。
ーーーー転職応募時に履歴書・職務経歴書を揃えて提出したことがあるが、副業/業務委託ではどうなのでしょう。わざわざ書類を提出する必要があるのでしょうか?
関) カソークでご紹介するような、企業の中核を担う副業/業務委託の場合は、職務経歴は重要な判断材料になります。書類選考で使ううえ、面談時や、業務開始時にも都度見られます。職務経歴書は名刺の役割と言っても過言ではありません。
ーーー見る側は、職務経歴書のどこを見て、何を判断しているのでしょう?
関) 冒頭の「職務要約」を読み、その方のスタンスやキャリアの一貫性を理解します。続いてボディの具体的な経験や実績を見ながら、「スキル要件を満たすか」を判断します。
ーーー職務経歴書を作るコツは?
Emiri) 就活以来の10年くらい振りの振り返りだったことと、業務範囲が広かったので、一旦全部思いつくままに書き出してから整理しました。特にコーポレートは「経理」と一言で言っても「決算業務」や「財務」、事業への関与度なども人によってかなり差がありますし、「人事」も「採用」と「労務」では業務内容が全く異なります。ある程度細かい業務内容まで落とすと採用側もイメージがつきやすくなると思ったので、多少文章量が増えたとしてもしっかり書き切ることを意識しました。
また、使用したことのあるツールについては具体名を書いておきましょう。使用経験だけでなく導入経験があるとより強力な武器になります。スタートアップでは各種SaaSを活用している企業も多いので、ツール名があると選考時に目に留まったり、キャッチアップが早そうだとプラスの判断をされます。
関) 具体で書くというのは重要ですよね。この仕事をしていると見やすい職務経歴書ともったいない職務経歴書のいずれも多く見てきました。改めて整理し、私から5つのポイントを伝えたいなと思います。
①職務要約で伝えきる。
これまでのどのような立場でどのような成果を出したか、アウトプットベースで書きます。経験年数を入れるのも良いでしょう。
最後に今後どう役立ちたいかを書くと、その方のキャリアビジョンが見え、一緒に働くイメージが湧きます。
②ボディはシンプルで見慣れた形式が一番。
フォーマットは見慣れた形が一番読みやすいのです。あまり複雑な構造にする必要はありません。デザインにこだわる必要もありません。
③ボディは具体的に数字を交えて書く。
特に営業、マーケティング、事業開発、採用などの方は、なるべく数字で書けるところは数字で書いてください。単発の数字やMVPなども良いですが、継続的に成果を挙げたことを示すファクトがあればぜひ記載してください。企画や経営管理などで数字で成果を表しづらい場合は、なるべく具体的な行動や成果を記載してください。
④誇張した表現、冗長な表現は敬遠されることも。
例えば、数か月の経験でエキスパート然とした記載があると、誇張しがちな方なのかなという印象を持たれてしまいます。また、クライアントワークが長い方の中で「~させていただきました」「~支援しました」の多用が見られる場合がありますが、あまり度が過ぎると他人行儀というか、”一緒に汗をかく仲間”になれなさそうな印象を持たれてしまうこともあります。あまり飾らず、へりくだらず、ファクトベースで記載したほうが伝わります。
⑤1年以上前の職歴書は更新。
盲点なのが作成日です。たまに古い経歴書のままの方がいますが、面談時に「現職は違っていて・・」とまた説明しなおさなければならないと面談の議論が進みづらくなってしまいます。一度作ってしまえば更新作業はあまり手間が掛からないものなので、ぜひ更新してくださいね。
いかがでしたか。職務経歴書についての相談があれば、いつでも個別アドバイスさせていただきます。カソークにご登録のうえ、ご連絡ください!
次回アナウンスです!
日程:5月16日(木)
時間:18:00~18:30
テーマ:“副業の始め方”(仮)
※今回の参加者にリクエストいただいたテーマに変更する可能性有
みなさま奮ってご参加ください!
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