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2022.11.2 タイトル未定presents Acoustic Live『にたものどうし』


出逢ったタイミングには意味がある。

だとすれば、この人がタイトル未定に出逢ったこともまたタイミングなのだろうと思う。

 


冨樫優花さん。



これは雑誌のインタビューで語られていたので言っていい話なのだと思うけど、冨樫さんがアルバイトの面接に行った店で現在のプロデューサーM氏が店長をしていたという。そこからグループの初期メンバーとして採用(?)されるに至る。



ちょっと珍しいというか、普通にオーディションでとかじゃない辺り、やはり運命っぽさを感じてしまうエピソード。



もともと歌うことが好きで。表現することが好きで。そのインタビューの中では「小学5年生くらいからアイドルになりたかった」と語っている。

そこには冨樫さんが小さな頃から触れ、親しんできた作品や世界があるのだと思う。その中には「アイドル」というのもあったということだろう。




公式ホームページでは『タイトル未定の歌姫』と称される冨樫さん。


世間一般にある「アイドル」のイメージとはちょっと違う感じ。

まあそれは僕の個人的なイメージなんだけれど。

表現にストイックで、私生活もきっと表現を磨くための場にしているような気がしている。

日常の様子があまり見えない(見せない)ぶん、ミステリアスな人ではある。



そんな冨樫さんが思いっきり『冨樫優花』を表現してくれるのが、やはりライブという場所で。



特にこれまでにも何度か行われているタイトル未定さんのアコースティックライブにおいては、その存在感は圧倒的と言っていい。






というわけで、新宿ロフトに行ってきた話を始めます。

(例によって長い前置き)





11/2 タイトル未定presents Acoustic Live『にたものどうし』



出演:

aobahitori(青葉紘季さん・松浦はすみさん・迫昌弘さん)

NaNoMoRaL※新解釈セット

タイトル未定(ギター青葉紘季さん・キーボード松浦はすみさん・パーカッション迫昌弘さん)



aobahitori

まず、イベントの口火を切ってくれたのは大先輩でありタイトル未定のパパこと青葉紘季さん。最近46歳を迎えられたばかりということでお祝いの拍手。

今まで曲はちゃんと聴いたことなかったのですが、僕の方が少し年下ですがまあほぼ近い年代ですのでそういうやつに刺さるようなのをね、歌ってくれるんですよ…。青葉さんが中心となっている(だよね?)のotsumamiという音楽ユニットの楽曲もとても好きなので、確実に僕の心の琴線に触れてくる感じなんだと思います。

今日の記念に「センチメンタル・フォーティー」というCDを購入しました。青葉さんとの握手・サイン付きというお得感。ありがとうございました!





NaNoMoRaL

NaNoMoRaLさんも何回かライブ見させていただいてますが、毎回最高を見せてくれる。今日は新解釈セット。これは初めて見るやつでした。

1曲目はスタンドマイクで歌ってましたが、すぐにスタンドからマイクを取る未來さん。やっぱそっちの方が似合うかな(笑)

ここであまり長く書くのもなのでサクッとまとめちゃいますが、聴きたかった曲がてんこ盛りで嬉しかったです。

特典会でもたくさんお話できました。いつか仙台でも会いたい…!





タイトル未定

さて。タイトル未定さん。

始まりは『薄明光線』。

静謐な雰囲気から、冨樫さんが歌いだすと空気がピンと張り詰める。アコースティックならではの緊張感と、音と歌が交わり合って迫ってくる感じ。贅沢すぎる体験。これは、ここに来なければ味わえない。だから来たんだよね。

2曲目は『主題歌』。

こちらはまたガラリと一変してクラップしながら聴ける明るくて楽しいやつ。アコースティックはまた普段とは違った魅力を見せてくれるのはこの曲も同様。

3曲目は『蜃気楼』。

アコースティックで聴くのは初めてでテンション上がった!エモい…ひたすらエモい…そしてかわいくて幸せ。

4曲目は『灯火』。

歌いだしの空ちゃんのラップがとってもナチュラルで。のんちゃんのそれとも違う、空ちゃんの気持ちをちゃんと込めている、そんな気がしました。そこに彼女の成長も感じつつ、ウルッときてしまったよね。

5曲目は『にたものどうし』。

冨樫さんの語りで「皆さんへの感謝の気持ちで」と。最初の披露からはメンバーも変わり、グループとしての経験値もたくさん増やしていく中で、“ここまで来れたね”にますます深みが増している。

6曲目は『溺れる』。

今回は特にこれの印象が強いかなぁ。はすみんさんの演奏が力強く、まるで歌っているかのような、あるいはメンバーへ「もっと出していけ!」と鼓舞するような。うまく言えないけどそういう演奏で。それに応えるメンバーの歌にも感情が乗り、青い炎がメラメラと燃えていた。

7曲目は『踏切』。

僕はタイトル未定のどの曲が好きかと問われれば、今は迷いなくこの曲を一番にします。大切なデビュー曲というのも、そしてそういう思い入れとともに歌われてきたことも。『踏切』は特別なんです。

今が綺麗でも汚れてても、いつかの自分への花束にしていく。

8曲目『いつか』。

目を閉じて聴いてしまってたなぁ…。音とか声に集中もしたかったし、メンバーを見ていると泣いてしまいそうなのもあった。本当に贅沢だよな。こんな気持ちになれることは。

9曲目は『ガンバレワタシ』。

葉菜ちゃんの優しい歌に励まされる。まだ一緒に頑張っていきたいなって思う。負けるな、と。大変よくできました、と。タイトル未定がいるから、というよりも、タイトル未定の音楽に出逢えた僕は幸せだし、だから僕はまだ前を向ける。本当にいつもありがとう。


イベントタイトル『にたものどうし』ということで、葉菜ちゃんがこの3組について語ったことから。

「性別も年齢もバラバラだけど、ちゃんと確かに似てるところがあって。それは、たぶん、諦めない心を持っているところだと思います。こうして、最高の3組が集まれたこと、音楽を純粋に愛する気持ちが、ちゃんと届きますように。」


というわけで、ライブレポとは言えないし、全部を言葉にしきれないほど素晴らしいイベントだったのですが、今の気持ちなどを書いてみました。



ここまで読んでくださってありがとうございました。




以上、終わりです。

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陽介🌞
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