凌犯期間と六害宿についての基本の「き」
みなさま、凌犯期間というものはご存知ですか?
鑑定をする中で、個人的に非常に大切している考え方の一つです。
本日はタイトルにあるように「凌反期間と六害宿」についてまとめてみました。
ちょっと難しい内容ではありますが、最後の方には各宿曜別に注意日を挙げておきましたので、ぜひ参考にしてみてください!
◆凌犯期間とは
りょうはんきかん。
月の満ち欠けと旧暦を使用した占い「宿曜占星術」を使用して占うもので、七曜凌逼(しちようりょうひつ)とも呼ばれます。
ちょっと脅かすようですが…
旧暦の月始め”ついたち”が指定の曜日に該当する場合、
対応する期間の中で六害宿に当たる日は特に月の動きが重大災厄をもたらすといわれています。
私個人の認識としては、心のリセットや冷静な判断が必要な期間といった感じ。
◆六害宿とは?
凌犯期間の中でも命、事、意、聚、同、克に該当する日は六ヶ所の泣き所といわれ、凌犯期間に限り発動する日のこと。
私はこの六ヶ所の泣き所とされている日を
遅効性の“キッカケの種まき”の日と呼んでいます。
この種まきの日がいつになるのかは
*自分の生まれ日から導き出す命宿(わかりやすくいうと、誕生日で占う星座みたいなものです)
*旧暦
これらで該当する日がみなさんそれぞれ変わってきます。
ちょっと難しいですよね…笑
これに関しては難しすぎて講座でお教えするレベル。
いまいちよくわからんぞっていう方は
「凌犯期間っていう不定期に発動するやばい期間というものがあって、六害宿っていう特にやばい日がある」
という認識で十分です!
◆六害宿のそれぞれのテーマ
ここでは、その6ヶ所の泣き所を1つずつご紹介いたします。
実はこの六害宿の日が該当する日は、普段の生活では、吉日と言われやすい日に設定されていることが多いのが大きな特徴。
素直に考えれば吉日なのに注意しなければならないこの感じが、既に罠というか、欺かれている感じですよね…笑
鑑定の際にこの凌犯期間に関してよくアドバイスするのは、
「どうしてもピンポイントで六害宿の日に推し進めなければならない事の場合、罠に導かれていることが多い」
ということ。
簡単に言えば、六害宿の日に始まったことは、いいきっかけや、いい展開にならないことが大半です。
なぜなら、本当に自分にとって必要な案件ならば、その六害宿に当たる当日を回避できるから。
当然、自分だけで完結する話ならまだしも、相手からの申し出に乗らざるを得ない場合もあるかとは思います。
もしも、どうしても六害宿の日以外を選べない、もしくは選ばせてもらえない場合は、それなりに腹を括って決断することをおすすめします。
以上、凌犯期間と六害宿についての簡単な説明でした。