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日記/2024/11/10/乱れるときにぼくが学ぶこと

生きるということは、とにかくいろんなトラブルを雨のように浴びることに近い。そしてそれは大概にして予測がつかないものだ。小雨から大雨まで、人生の天気予報というものは、どうにも存在しないようだ。

今日もまた、あるトラブルを抱えた。マンションの設備トラブルで電気系統の一部がやられてしまったのだ。水道も半日ほど使えなかった。困ったものだ。パートナーと対応に追われる一日だった。もっとも、家主はパートナーだからぼく以上に大変だったろう。

ぼくは平穏が好きだ。誰にもペースを乱されることなく、自室からベランダに足を伸ばし、厚くても寒くても、ぼんやりとコーヒーを啜る時間が好きだ。

だから今日起きたトラブルは不快だった。設備のトラブルに巻き込まれて快楽を得られるほど、ぼくはMではない。

けれども、快楽を追求してばかりではどうにも人は成長できないようだ。認めるのは癪に障るが、後から振り返ると、逃走よりも闘争の選択肢をとったときのほうが、人として成熟していることのほうが多いように思う。

生きるということは楽しいこともあるが、おおよそ面倒や不快に感じることとの接触がメインだ。そして、そのような不快さを自分の中に取り込んでいくことで、人は成熟していくのだと思う。

そういえば明日はゴミ出しの日だ。あぁ、逃げてえなぁ。


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いそむら
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