「乙武洋匡と龍円あいりのインクルーシブラジオ(仮)」はじめました。
勢いで2023年6月末から「乙武洋匡と龍円あいりのインクルーシブラジオ(仮)」という番組がスタートした。
今回はその番組を始めるに至った経緯や、展望について書いていきたい。
インクルーシブ社会実現に人生賭けている人
まず、そもそも私が面識があり、お仕事を一緒にした経験がある範囲で大変恐縮だが、「インクルーシブ社会実現に人生賭けている人は?」と言う問いに答えるならば、真っ先に思い浮かぶのがこの2名だ。
まず、龍円あいり都議会議員(渋谷区選出)だ。全部言えばキリがないが、特に東京都から始まった「インクルーシブ公園」は今や全国に拡がり、発展を遂げている点では彼女の功績は非常に大きいと言えるだろう。
そして、「五体不満足」著者の乙武洋匡氏だ。所謂「障害」という言葉が持つ意味合いは彼が「五体不満足」執筆以前と以降では全く異なるものとなってしまった(まるで、漫才がダウンタウン以前と以降でまるで全く変わってしまったのと同じように)事に違和感を感じる方は少ないだろう。今でも、書籍、SNSをベースに発信をしながらも、若手の育成にも励み、また昨今では政治への挑戦も話題となった。
このお二人は不思議なご縁で同学年。しかし、2022年までお互いの面識は1-2回程度であったと言う。
一方、私は幸いにも(幸いなのだろうか?)、それぞれと面識があり、冒頭にあるように二人の「インクルーシブ社会実現に向けた思い」を知っていただけに、いつしか二人がコラボレーションすれば、きっと何かが前進するのではないか、とずっと密かに思っていた。
大きく事が動いたのは、乙武氏が主宰した「未来をつくる政治塾」に龍円氏が講師として招かれた事で、ここから少しずつ接点が増えていった。
ラジオをやりたい
私も私で、ちょうど4月に独立し、「インクルーシブ社会をプロデュースする」と言うかなり仰々しいミッションを掲げてしまった関係で、何か「インクルーシブ」という難しい概念を分かりやすく「啓蒙」できる手段はないだろうか、と考えていた。(ちなみに私は数年前、とある方から「インクルーシブとか意味わからん。日本語で話して!」と圧をかけられ「包摂性・・・かな。」と答えたら「余計わからん!」と言われた過去を持つ)
そんな中、「インクルーシブ社会実現に向けた対話を、「喋りのプロ」であるこの二人が行ったら一体どうなるのだろうか」という知的好奇心が日に日に醸成され、考えに考え、「ネットラジオ(表現が古い・・・?)」はどうだろうか、と思いつくに至った。
あまり言うと恥ずかしいのだが、ずっとラジオのプロデューサーというかディレクターというか、そういうことをしたいと思っていた。でも、なぜかこれまで実行に移せずにいたり、頓挫したりしていた。しかし今回は不思議とスムーズに事が進んだ。きっとコロナ禍を踏まえた「音声メディア」への親和性向上や、Voicyを初めとするプラットフォーム側の機能の充実が大きかったように思う。
ただ、所謂SNSのように「フォローを増やし、多くの人に聴いてもらうためのラジオ」を企画したいわけでもなかった。(いや、もちろん聴いて欲しいのだけど、それを第一の目的にすることに違和感を感じていた。)
私が挑戦したかったのはあくまでもラジオという体裁をとっているが、ここの対話から実社会を動かす企画や政策が生まれ、様々な恩恵を受ける方々が生まれるような番組になればと思っていた。(そして、「え?あの企画や政策のキッカケはこのラジオなんですか!?」と話題になるなら嬉しいな、とも思っていた。無論、一方的な主張を述べ合い、互いに批判しかせず、結果、何も生み出すことが出来ない既存のメディアへのアンチテーゼの気持ちも少なからずある。)
見切り発車でスタート
そうこうする内に、二人の理解も得られ、勢いで2023年6月末からスタートしたのが冒頭にも紹介した「乙武洋匡と龍円あいりのインクルーシブラジオ(仮)」という番組だ。当初はタイトルも決まっておらず(というか今も決まっておらず(仮)がついたままである)完全見切り発車でスタートしたが、予想通り、二人とも「喋る」事のプロでもあるので、本当に良い番組になっていると感じる。
今後、二人の対話からどんな企画や政策が生まれてくるのか、とても楽しみだ。できるだけ毎週金・土の夜に更新予定だ。フォローだけでもしてもらえたら嬉しいです!
また、今後、続けていく中で、例えば
・ゲストを招いての収録
・ライブ配信イベント
・サポーター/スポンサーの募集
・勉強会「インクルーシブ寺子屋(仮)」
等も企画し、様々な属性の人から構成される「インクルーシブ社会推進コミュニティ」を作っていきたいとも考えている。
将来的には、
・インクルーシブ社会プロデューサー養成講座(仮)
のようなもにも発展させていけないか、と妄想している。
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