Apple Vision Pro版登場:スーパー地形アプリ
街歩きや山歩き、地図閲覧などに使える「スーパー地形」アプリ。
6月に日本でも発売が始まったApple Vision Proに対応しました。
対応版とスマホ版との違い、何ができるのかを解説していきます。
Apple Vision ProはAppleが発売している空間コンピュータです。
いわゆる複合現実に近いものですが、それよりもより自然な見え方や、手を使う操作感が心地よかったり、一度体験してみると使用したくなるデバイスです。
Apple Vision版の「スーパー地形」アプリは、Vision Proの中からAppStoreにアクセスすると入手することができます。
ここで、Apple Vision とは、現時点で Apple Vision Proと同じものです。おそらく、将来的に廉価版の発売を予定していて、それがApple Vision(Proなし)になるので、今発売されているApple Vision Proは上位機種の位置付けです。
App Storeはこちらです
VisionProからアクセスするとVision版が出てきます
動画で概要をまとめたものがこちらです
Vision Pro版とスマホ版との違い
iOS/iPadOS/Android版との違いは、下記の機能がありません。
それ以外はほぼ同等です。
・ナビゲーション機能
・トラックの記録機能
・一括ダウンロード機能
VisionProはGPSを搭載していますが、電子コンパスがアプリから使用できないため、ナビゲーションができません。
そのため、トラック軌跡の記録機能と、一括ダウンロード機能も今のところ入れておりません。そもそも外で歩いて使うデバイスではないです。Youtuberが使っている動画が流れていますが、防水機能もないので、あくまで室内(飛行機や電車内ではOK)での使用が前提です。
トラック軌跡の記録機能と、一括ダウンロード機能については、今後、著者が実機で検証しながらの結果で、必要そうであれば、入れるかもしれません。まだ実機で確認していないのです。
あと、パノラマ展望図機能は、まだ入っておりません。こちらは入れる予定をしています。
そのほかは、ほぼほぼ、スマホ版と同じです。
印刷機能もありますので、VisionProの中から地図の印刷ができたりします。
なお、現在はベースの地図はGoogleではなく、Appleになっています。
Vision Pro版特有の機能
Vision Proならでは機能が大きく二つあります。
1つはマルチウインドウです。
スマホと異なり、大きな空間を使用できるメリットを生かして、地図ウインドウや、後述する3D地形模型などを複数表示することができます。
グラフなども複数出せます。
地図ウインドウは、複数のウインドウ間で、位置の同期が可能です。同期を止めることも可能です。
もう一つは、3D機能です。
3D機能はiPhone版などには搭載されておりましたが、リアルに目の前に3D地形模型を出すことが可能です。
3D地形模型の地図は任意に選ぶことが可能です。地質図なども注記が表示されます。
地図は無限スクロールが可能で、+ボタンかーボタンで縮尺を変更できます。
回転も指の動きか、ボタンで可能です。
3D模型上のポイントなどもタップでき、ある程度の操作が可能です。
3D模型上のトラックは、写真付きの再生機能もあります。
海外の地形も対応しています。
3D機能のもう一つは、イマーシブ空間で地図に入り込む機能です。
イマーシブ空間は周囲全部が地図の中にいるかのようになります。
ここでも地図の変更が可能なほか、トラックの再生機能で、(座ったままで)実際に歩いているかのような体験が可能です。
データの移行
スマホ版からのデータの移行は、iOS版からは、バックアップファイルを読み込ませることで、全データを移行(コピー)できます。
ポイントに関連づけた写真がある場合は、写真も移行する必要がありますが、VisionOSの移行機能で、スマホからコピーするか、iCloudを使用する必要があります。
他のアプリやクラウドドライブを通した写真のコピーだと、関連づけが外れる可能性がありますのでご注意ください。
Androidからのデータコピーは機種変更ガイドの「 Android から iPhone」と同じ方法でやる必要があります。
逆の場合も同様です。
VisionPro版で作成したバックアップファイルはiOS/iPad版では読み込めます。
体験するには
VisionProは円安の影響もあり、非常に高価になリましたので、試しに買ってみてという感じではなくなりました。
そこで、Apple Storeの30分の無料体験コースを利用すると良いです。
予約制で、インストラクターと1:1で体験ができます。
任意のアプリを試せるかわかりませんが、もしできるのであれば「スーパー地形Vision版」を入れて試してみてください。
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