行方不明展の感想
今日で終わりだった行方不明展。
お誘いもあり2回行ったので、展示が終わった後に書こうと思ったことをつらつらと。
■全体的な感想
大変面白い展示回でした。一部の行方不明者で作られたMVみたいな「お前!!お前えぇぇ!!」って物もあったけど、ほとんどの展示物は「人の悪意が介在しない行方不明であり、見方によってはハッピーエンド!」でしたわ。Qのとある回に比べたら、ほんとハッピーうれピーよろピくねーだよ。
※これをテーマにしたらまっさきに考える部分だとは思うけど、人の悪意が介在する行方不明は現実だけで良いし、それを流石に扱うのは炎上まっしぐらなので、その線引をちゃんとしてるだけエライと思います。
■良かったところ
・隠された展示物がいくつかあった。
主に隙間に隠されてるやつ。あなたはアンケートQRコードを見つけてちゃんと投票しましたか?
・世代で分かれるデバイスの受け止め方
現地の会話で気づいたけど、若い子はビデオが新鮮に見えるのね。特にパッケージ。 画質の粗さとかビデオデッキの大きさとか、そこら辺を興味深げに見てる人もいた。
それに通じる部分として、1階の古いケータイ&PHS。
少なくとも10年前にはすでにiphoneがあったわけで、DOCOMOのNシリーズのケータイを懐かしく思う世代は3~40代以上。怖い話の中に出てくるのではなく、眼の前に「自分の青春時代の遺物が怪異の一つとして提示される」という感覚はなかなか新しかったですわね。
■悪かったところ
・時間制限
インタビューでも運営側が答えてたけど、展示物に対して90分の時間制限が合ってない。
・映像作品の始点と終点のわかりやすさ。
これは難しいと思うけど映像作品は人だかりになりやすく、あとから来た人が空いてるところにスッとはいったとしても、どこからが始まりなのかわからず余計に時間を使うってケースが多い。
全体的に展示物の不満よりも、人の流れとコントロールに対する不満ですわね。
■その他
・望遠鏡:1回目、何も見えないからお金を入れたんだけど、映ったのは壁だけでした。2回目はお金入れるところが封印されていましたw
・エレベータの動画の展示場所真上に、別の展示物に関係するフラフープが設置されているのに気づいてびっくりした。
・ボイスメッセージ:強さで言えばこれが一番怖かった。話し手以外の誰かの息遣いとか、突然の水の音とか作り込みが凄い良かった。
・MVの裏に置かれてたチラシ:「見つけて、ん?これって…」ていう発見が楽しかったのに、2回目はテレビの前に置かれてたのでちょっと残念。
以上、感想でした。
(思いついたら追記するかもしれん)
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